ペッパー(ブラック)

ペッパー(ブラック)

原料の説明

ブラックペッパーは未成熟果実を発酵させ乾燥したものです。
[スパイスの王様]ともよばれ世界中の熱帯地域にて栽培されています。

シナモン・ナツメグ・クローブと肩を並べ[世界4大スパイス]に数えられ、
果実には強い芳香と辛みがあり、香辛料としてさまざまな料理に広く利用されます。

黒胡椒は、インドの南部に原産し、古代から香辛料として重宝されてきました。
紀元前4000年頃には既に栽培されており、紀元前1世紀にはローマ帝国でも人気がありました。
香りや味わいだけでなく、貴重な交易品としても扱われ、世界中で取引されてきた歴史があります。


中世には香辛料貿易が盛んになり、黒胡椒は重要な経済的資源となりました。
今日では、世界中で広く使用されている基本的な調味料となっています。

ペッパー(ブラック)の水色

※原材料1g/お湯(100℃)/1分間蒸らした時の水色です。

ペッパー(ブラック)の基本情報

原産国:スリランカ
英名:Pepper Black
学名:Piper nigrum
科目:コショウ科
部位:実
別名:スパイスの王様

ペッパー(ブラック)の風味は?

ペッパー(ブラック)の風味はピリッとした辛さ[※]と独特の香ばしさが特徴です。

ペッパー(ブラック)にはレモンやシトラスといった柑橘系の香り成分も多く含まれており、ベルガモットやオレンジなどの柑橘系ピールや、似た香り成分を持つレモングラス、レモンマートルなどにピリッとした質感を加えたい際にその良さを発揮してくれます。

また、ペアリングティーとしてはモクテル、ノンアルコールカクテルなどでアルコール感を表現したい時にもごく少量用いられます。

※カプサイシンを含有する唐辛子とは異なり、ピペリンからくるスパイシーな辛さ

ペッパー(ブラック)の主な成分

[精油成分]

・ピペリン
・リモネン
・カリオフィレン
・ピネン
・テルピネン
・セリネン

[ポリフェノール]

・タンニン
・フラボノイド

[ビタミン]

・ビタミンC
・ビタミンK

[ミネラル]

・鉄分
・カルシウム
・マグネシウム
・マンガン

[アミノ酸]

・グルタミン酸
・アスパラギン酸
・アルギニン
・リジン
・プロリン
・フェニルアラニン
・チロシン

[脂肪酸]

相性の良い原料

・シナモン
・カルダモン
・クローブ
・セージ
・タイム
・ローズマリー
・ベルガモット
その他、ノンアルコールに少しアルコール感を足したい時にも0.1~0.2mgのペッパーを足す事で熱感をプラスしたり、
ぜひ色々アレンジしてみてください。

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