カルダモン

カルダモン

原料の説明

カルダモンはショウガ科の多年草で、インドやインドネシア、スリランカが原産です。日本では「ショウズク」とも呼ばれ、スパイスとして使われるのは種子です。

スパイス、カレー料理、ピクルスなどに使われます。
清涼感が強く、すっきりするので、食後のお茶にもおすすめです。

紀元前、カルダモンはインド南部が原産とされ、古くからスパイス貿易の重要な品物として広く知られていました。
カルダモンは古代エジプトで香料や薬用として使用され、ギリシャやローマでも料理や薬草として珍重され、特にインドのアーユルヴェーダでは、消化促進や体を温める効果があるとされ、重要なハーブの一つでした。

さらに、カルダモンは「スパイスの女王」とも呼ばれ、ヨーロッパにもスパイス貿易を通じて伝わり、飲料(特に紅茶)と合わせて使用されてきました。

カルダモンの水色

※原材料1g/お湯(100℃)/1分間蒸らした時の水色です。

カルダモンの基本情報

原産国:スリランカ
英名:Cardamom
学名:Elettaria cardamomum
科目:ショウガ科
部位:種子
別名:ショウズク

カルダモンの風味は?

カルダモンの風味は、清涼感があり、ピリッとした辛味とほろ苦さが特徴です。

甘くエキゾチックな香りで、トクトクの爽やかさで上品な味わいが評価され、スパイスの王とも言われます。

全体的に、カルダモンは甘く、スパイシーで、フルーティーな香りを持ち、さまざまな原料と相性が良く、香りの奥行きを出すために使われることの多いスパイスです。

カルダモンの主な成分

【精油成分】

・α-テルピネン
・β-ピネン
・リモネン
・シネオール
・カンファー
・ボルネオール
・β-セスキテルペン
・酢酸カルダモニウム
・酢酸リモネニル

【フラボノイド】

・カテキン
・ケルセチン
・ケンフェロール

【フェノール酸】

・クロロゲン酸
・カフェ酸
・シナム酸

【ミネラル】

・カリウム
・マグネシウム
・カルシウム
・鉄
・亜鉛

【ビタミン】

・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ナイアシン
・ビタミンB6
・葉酸

【その他の成分】

・タンニン
・グルコース
・フルクトース

カルダモンと相性の良い原料

・シナモン
・ペパーミント
・ジンジャー
・レモングラス
・レモンバーム
・レモンマートル
・クローブ
・ペッパー(ブラック)
・ナツメグ
・紅茶
・緑茶
・コーヒー

※ドライハーブは天産物です。
栽培地の環境によって色や形状が写真と違う場合がございます。予めご理解賜りますようお願い申し上げます。

カルダモンを使ったおすすめレシピ

注意事項

胆石、胆嚢疾患、胆管疾患のある場合は使用しない。 種子は子供の消化促進を阻害することがあるので使い過ぎに注意。 敏感肌の方はアレルギー反応を起こす場合がある。

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