
妊婦さんがブレンドティーを楽しむポイント
妊娠中にブレンドティーを選ぶときのポイント
妊娠中に避けたいブレンドティー
妊娠中は身体がデリケートになる時期です。
普段は毎日飲んでいても全く問題のないお茶やハーブなども妊娠中には身体に影響を与える場合がああります。
強い子宮痛を与える可能性
- セージやローズマリー
これらは子宮を刺激し、流産や早産のリスクを高める可能性があることが知られています。
特に妊娠初期には注意が必要です。 - ラベンダー
リラックス効果で人気ですが、一部の研究では子宮に作用する可能性があるとされています。
ホルモンに影響を与えると考えられるハーブ
妊娠中は女性ホルモンのバランスが変化します。
その中で大きくホルモンバランスが乱れると情緒不安定や自律神経の乱れを引き起こすことがあるので、避けるべきブレンドティーの原材料は把握しておく必要があります。
- リコリス(甘草)
ホルモンバランスに影響を与え、高血圧やむくみの原因になることがあります。 - フェンネル(ウイキョウ)
ホルモン活性作用があり、妊娠中に摂取されるのは控えたほうが良いとされています。
妊娠中でも安心して飲めるブレンドティー
妊婦さんがブレンドティーを飲むメリット
前項では注意などを中心にお話ししましたが、どれも[大量に摂取する]ということをしなければ問題なく、むしろ様々なハーブやスパイスの持つ効果面での恩恵を受けることができるでしょう。
ブレンドすることでデメリットの部分も薄めていくことが可能!

子宮収縮作用を持つとされるサフラワーですが、単体で煎じて飲むと少し渋みやクセもあり、たくさん飲むと当然妊婦さんにとっては子宮を収縮させ、早産などの危険性もあります。
しかし、例えばブレンドティーのベースをルイボスにし、10%程度だけサフラワーを入れることで、サフラワーのもつ支給収縮作用はサフラワー100%TEAの1/10に。
サフラワーのもつフローラル感ある香りをプラスし、メインのハーブを引き立たせるアクセントにもなります。
更にサフラワーのもつポリフェノールやビタミン、ミネラル、アミノ酸なども一緒に美味しくいただくことが可能になります。
こうしてデメリット部分はブレンドすることで薄めて、メリット部分を追加して飲むことで必要な栄養を摂りつつ、ストレスなく飲みたいお茶を飲むことができる。
それがブレンドティーのむ大きなメリットであると言えるでしょう。
妊婦におすすめのブレンドティーってどんなもの?
市販のものを選ぶなら必ず確認したほうがいいポイント!

香料
よく飲料などの裏面を見ると、一括表示(枠内)の一番上に[緑茶/香料]や[紅茶/香料]などと記載があるのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
一言で香料といっても、香料は天然香料と化学(人工)香料に分けられることをご存知でしょうか。
- 天然香料
天然香料とは言葉の通り、植物や果物、花など自然界に存在する素材から抽出された香り成分のことです。
例えば、ベルガモットオイル(アールグレイに使用される)、バニラエキス、ローズウォーターなどが天然香料の代表例です。
これらは、原料そのものの香りを引き出して作られるため、自然な香りを楽しむことができます。
また、天然香料は化学的に合成された人工香料よりも身体に優しいと考えられています。妊婦さんや子どもでも比較的安心して楽しめるのが特徴です。
ただし、天然香料は自然由来だからといって、全ての人に安全というわけではありません。特定の花や果物にアレルギーを持つ人にとっては、天然香料も刺激や反応を引き起こす場合があります。
また、香料を使われた製品を購入する際に裏面の一括表示を見ても一緒くたに[〇〇/香料]のように表示されるので、天然香料か、化学香料かを明記する義務はなく、消費者は見分ける術がないので注意が必要です。 - 化学(人工)香料
化学(人工)香料は化学的に合成された成分で、複数の化学物質を組み合わせることで様々な癒やされる香りを作り出しています。
自然界に存在し得ないほどの魅力的な香りを生み出すことができる反面、その全成分が商品に表示されるわけではなく、「香料」と一括表記されるため、妊娠中に母体や胎児に与える影響を計り知ることができません。
人工香料には一部の成分がホルモンバランスを乱し、アレルギーや化学物質過敏症を誘発させるリスクなどが指摘されています。
妊婦さんは自然由来や無添加の製品を選ぶ(見極める)ことが大切です。
ティーバッグの素材
ブレンドティーや紅茶におけるティーバッグは日常的に手軽に楽しむための便利なアイテムです。
それぞれの特徴を理解し、選ぶことが大切です。
ここでは、簡単にティーバッグの主な素材と、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
ティーバッグの主な素材
- ペーパー(紙)
ティーバッグで最も一般的に使われる素材です。
木材パルプや植物繊維から作られることが多く、透水性に優れています。 - プラスチック(ナイロンやポリエステル)
三角形やピラミッド型の高級ティーバッグによく使われる素材です。
透明感があり、茶葉の動きが見えるのが特徴です。 - 生分解性素材(とうもろこし繊維など)
最近注目されている環境配慮型の素材で、土に還る特性を持っています。
エコ意識の高いブランドなどで採用される傾向が見られます。
ティーバッグ素材のメリット
- ペーパー素材のメリット
・コストが安い:製造コストが低いため、手頃な価格で提供されます。
・透水性が高い:お湯を通しやすく、原材料の抽出がスムーズです。
・環境負荷が少ない:無漂白の紙を使用したものは分解性が高く、土に還りやすいです。 - プラスチック素材のメリット
・高い耐久性:熱や水に強く、破れにくい。
・茶葉が広がりやすい:ピラミッド型の構造と相まって、茶葉の動きが自由で風味を引き出しやすい。
・見た目が美しい:透明な素材で茶葉の色や形を楽しめます。 - 生分解性素材のメリット
・環境に優しい:使用後に土に還るため、廃棄時の環境負荷が少ない。
・安全性が高い:食品由来の成分で作られるため、安心して使用できます。
ティーバッグ素材のデメリット
- ペーパー素材のデメリット
・破れやすい:強度が低く、急須やポットでの使用には向かない場合があります。
・漂白剤の使用:一部の紙ティーバッグでは漂白処理がされており、健康や環境への影響が懸念されることがあります。 - プラスチック素材のデメリット
・環境負荷が高い:燃えるゴミとして処理される場合、分解には非常に長い時間がかかります。
・微量のプラスチック溶出:高温で使用した場合、わずかに成分が溶け出す可能性が指摘されています。 - 生分解性素材のデメリット
・コストが高い:製造コストが高いため、商品価格が上昇する傾向があります。
・耐久性に劣る:湿気や熱で劣化しやすく、保管や使用時に注意が必要です。
自分に合ったティーバッグを選ぶ、またはティーバッグを選ばないという選択をすることで、より良いティータイムを楽しみましょう。
添加物
お茶やハーブティーによく含まれる添加物
市販のお茶製品には、香りや味わいを高めたり、品質を長期間保つために添加物が含まれることがあります。
添加物の役割を正しく理解し、自分に合った選択をすることが、健康的で満足度の高いティータイムにつながります。
ここでは、添加物のメリットとデメリットを解説します。
添加物の主な種類
- 香料
前述の通り天然香料と化学香料に分けられますが、目的としては香りを引き立てるために使用されます。フルーツやフラワー系のフレーバーティーによく使われます。 - 保存料
長期間の保存を可能にし、品質を保つために添加されます。
特にペットボトルのお茶で使用されています。 - 甘味料
低カロリーで甘みを加えるために人工甘味料や天然甘味料が使用されます。 - 着色料
見た目の鮮やかさを保つために使われます。
添加物のメリット
- 手軽に楽しめるフレーバー
香料が加えられることで、私たちは手軽に普段簡単に手に入らないような多様なフレーバーを楽しむことができます。
これにより、初心者でも親しみやすい商品が増えます。 - 長期保存が可能
保存料が添加されている製品は賞味期限が長く、買い置きがしやすいのが特徴です。
忙しい生活でも手軽に楽しめます。 - カロリーコントロールが可能
人工甘味料を使用することで、低カロリーで甘さを楽しむことができるため、健康やダイエットを気にする方にとって便利です。 - 美しい見た目
着色料が使われていると、製品が見た目に鮮やかで購買意欲が高まり多幸感が得られます。
添加物のデメリット
- 健康への不安
一部の添加物は、長期的な健康への影響が懸念されています。
例えば、人工香料や保存料の摂取過多が過敏症やアレルギーを引き起こす可能性があります。 - 自然な風味の欠如
添加物による強調された味や香りが、本来のお茶の自然な風味を感じにくくすることがあります。 - 環境負荷
合成添加物の生産や廃棄が環境に与える影響が問題視されています。
特にペットボトル製品では、包装材と添加物の組み合わせが環境への負担を増やすとされています。。 - 成分表示の複雑さ
添加物が多いと、消費者が成分表示を理解するのが難しくなり、どの製品を選ぶべきか迷う原因となります。
添加物には、味や保存性を高める利点がある一方で、健康や環境への懸念といった課題もあります。
結局どうしたらいいの?

原材料から用意して自分でブレンドするのがベスト!
消費者としては、成分表示をよく確認し、自分の価値観やニーズに合った商品を選ぶことが重要です。
自然派志向の方は原材料から選ぶことで、本来のお茶やハーブの風味を楽しむことができるでしょう。
[妊娠初期(〜4ヶ月)]におすすめのブレンドティー原材料
- ルイボス:ノンカフェインでミネラル豊富。
- ペパーミント:消化を助け、吐き気を和らげる。
- レモンバーム:リラックス効果があり、不安やストレスを軽減。
- ジンジャー:つわり対策や冷え対策に効果的。
- シナモン(少量):血行を促進し、体を温める。
[妊娠中期(5~7ヶ月)]におすすめのブレンドティー原材料
- ルイボス:ノンカフェインでミネラル豊富。
- カモミール:リラックス効果があり、睡眠の質を向上。
- ネトルティー:鉄分が豊富で、妊娠中の貧血予防に。
- ローズヒップ:ビタミンCが豊富で、免疫力をサポート。
- フェンネル:消化を助け、便秘対策に。
- カルダモン:消化を助け、胃の不快感を和らげる。
[妊娠後期(8〜10ヶ月)]におすすめのブレンドティー原材料
妊娠中は体調の変化に応じて、摂取する飲み物にも気を配ることが大切です。
特にハーブティーやスパイスは、妊娠の各段階に応じたサポートをしてくれる頼もしい存在です。
カフェインや刺激の強いスパイスを避けながら、ハーブやスパイスを上手に取り入れることで、体調を整えることができます。
各妊娠時期に合わせた飲み物を選び、心地よいマタニティライフを過ごしましょう。
妊婦さんのための手軽なブレンドティーの楽しみ方

市販のブレンドティーと手作りブレンドティーの違い
市販のお茶と手作りブレンドティーには、それぞれ異なる魅力があります。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットと、簡単なブレンド方法についてご紹介します。
市販品のメリット
- 手軽さ:購入するだけで手間なく楽しめる。
- 品質の安定性:メーカーによる品質管理がされており、味や風味が一定。
- 豊富な種類:フレーバーティーや健康茶など、さまざまな種類が楽しめる。
- 保存が簡単:パッケージングされており、長期保存が可能。
市販品のデメリット
- 添加物が含まれる場合がある:保存料や香料など、不要な成分が含まれていることがある。
- カスタマイズができない:好みに応じた調整が難しい。
- 価格が高めになることも:特に高品質なものはコストがかかる。
手作りブレンドティーのメリット
- 自由なカスタマイズ:自分好みの味や効能を考えながら調整できる。
- 添加物なし:純粋な茶葉やハーブを使用できるため、安心。
- 香りや鮮度が良い:自分でブレンドすることで、新鮮な香りを楽しめる。
- コストパフォーマンスが良い:市販の高価なブレンドティーよりも安く作れることが多い。
手作りブレンドティーのデメリット
- 手間がかかる:ブレンドや保存の管理が必要。
- 安定した味を作るのが難しい:毎回同じ風味にするには工夫が必要。
- 保存方法に注意が必要:湿気や酸化を防ぐための適切な保管が求められる。
自分でブレンドする時の簡単な方法!
こちらの記事にわかりやすくまとめております。

ブレンドティータイムをさらに楽しむアレンジ
ブレンドティーは、そのままでも十分に美味しく楽しめますが、ちょっとしたアレンジを加えることで、さらに豊かなティータイムを演出できます。
好みのフルーツやハチミツで風味をプラス!
ブレンドティーにフルーツやハチミツを加えることで、自然な甘みやフレッシュな香りをプラスできます。
- レモンやオレンジ:爽やかな酸味とビタミンCをプラス。
- リンゴ:ほんのりした甘みが紅茶やルイボスティーと相性抜群。
- ベリー類:抗酸化作用があり、美容にも嬉しい。
- ハチミツの活用:特にカモミールやルイボスに加えると、まろやかで飲みやすくなります。
カフェインレスの工夫
カフェインが気になる方や、夜のリラックスタイムに適したカフェインレスのブレンドティーを楽しむ工夫もあります。
カフェインレスのお茶ベースで楽しむ
- ルイボス
ノンカフェインで抗酸化作用が高く、他のブレンドの邪魔をしないためベースティーとして最適です。 - ハーブティー(カモミール、レモンバームなど)
選ぶ時は苦味やエグ味が少ないものを選び、ベースにするのがポイントです。
カフェインを抑える飲み方
- お湯を注いでから最初の20~30秒で一度お茶を捨て、再度お湯を注ぐとカフェインを減少させることができます。
ただし、他の水溶性成分も一緒に抽出されるため全体的に得られる効能などは少なくなってしまいます。 - ミルクを加えることで、カフェインの影響を和らげる。
効果や効能、作用まで考えたブレンディング
自然界に存在するお茶、ハーブ、スパイス、フルーツなどには様々な効果や効能、作用が知られています。
薬事法上認められていないものもありますが、古くから世界的に症状ごとに飲まれてきた歴史もあり、体調に合わせて必要な成分を調べ、ブレンドして飲むことで害なく必要な効果を得ることができるでしょう。
ブレンドティーは自由自在にアレンジができるのが魅力です。
フルーツやハチミツで風味をプラスしたり、カフェインを抑える工夫をしたり、さらには健康効果を考えたブレンディングを楽しんだりと、あなた好みのティータイムを作り上げてみてください。
妊婦さんが安心してブレンドティーを飲むために

医師や助産師の先生に相談をすることの重要性
裏面を見ると、
[妊娠中や授乳中のお客様は使用をお控えください]
[妊娠中や授乳中のお客様はかかりつけの医師に相談の上お召し上がりください]
なんて記載を目にしませんか?
妊娠中は体調やホルモンバランスが変化するため、普段は問題なく飲めるハーブティーでも、妊婦にとっては注意が必要なものがあります。
そのため、ブレンドティーを飲む前に医師や助産師の先生に確認することがとても重要です。
ブレンドティーを飲む前に専門家に確認する理由
- ハーブによっては子宮に影響を与えるものがある
一部の原材料には、子宮を刺激する作用があるものがあります。
例えば、セージやシナモン、リコリスなどは、妊娠中の摂取を控えたほうがよいとされています。
知らずに飲んでしまうと、流産や早産のリスクが高まる可能性があります。 - 体質による影響が異なる
妊娠中の体調や体質には個人差があります。
普段は問題なく飲めるブレンドティーでも、妊娠中は体が敏感になっており、アレルギー反応が出たり、胃腸に負担をかけたりすることがあります。
専門家に相談することで、自分に合ったブレンドを選ぶことができます。 - 他の薬やサプリメントとの相互作用
妊娠中は葉酸や鉄分のサプリメントを摂取することが多く、それらと摂取するハーブなどの成分が相互作用を起こす可能性があります。
例えば、セントジョーンズワートは薬の効果を弱める作用があるため、注意が必要です。
医師や助産師の先生に相談することで、安全な組み合わせを確認できます。 - カフェインや利尿作用の影響
自然界にあるものの中には、カフェインを含むものや強い利尿作用があるものがあります。
妊娠中は過剰なカフェイン摂取を控えることが推奨されており、カフェインフリーの選択肢を選ぶ必要があります。
また、利尿作用が強いと、脱水症状を引き起こす可能性もあります。 - 胎児への影響を考慮するため
妊娠中に摂取したものは、すべて胎児にも影響を与えます。
接種する成分によっては、赤ちゃんの発育に影響を及ぼす成分が含まれていることもあるため、安全性を確かめたうえで飲むことが大切です。
妊娠中のハーブティーは、リラックス効果や健康サポートの役割を果たすことができますが、適切な種類を選ぶことが重要です。
安全に楽しむためにも、医師や助産師の先生に相談し、自分の体調に合ったものを選ぶようにしましょう。
正しい知識を持って、安心できるティータイムを過ごしてください。
適量を守ることの大切さ
飲み過ぎにはリスクがあります。
ブレンドティーに含まれる成分の中には、摂取しすぎると体に悪影響を及ぼすものもあります。
例として・・・
- 緑茶や紅茶、マテ茶などのブレンドティーにはカフェインが含まれていることがあります。
- カフェインを過剰に摂ると、寝つきが悪くなったり、胃に負担がかかったりすることがあります。
- 妊娠中や授乳中の方は、カフェインの摂取量に特に注意が必要です。
- ペパーミントやカモミールなどのハーブティーは、適量ならリラックス効果がありますが、大量に摂取すると胃腸に負担をかけることがあります。
- 一部のハーブ(リコリスやセージなど)は、過剰に摂ると血圧やホルモンバランスに影響を与えることも。
ブレンドティーは、さまざまなハーブや茶葉を組み合わせることで、香りや味わいだけでなく、リラックス効果や健康効果を楽しむことができます。
しかし、どんなに体によいとされるお茶でも、過剰に摂取すると逆効果になることがあります。
適切な飲み方のポイント
- 様々なブレンドティーを楽しむ際は、1種類に偏らずバランスよく飲むのが理想的です。
- 体調や気分に合わせて、お茶の種類や飲むタイミングを調整しましょう。
- 水分補給の一環として飲む場合でも、他の飲み物と組み合わせてバランスを考えて取ることが大切です。
健康を考えながら、自分に合った適量を意識し、心と体に優しいティータイムを過ごしましょう。
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