オレンジピール (スウィート)
原料の説明
オレンジの果皮。
ふんわりとオレンジの香りが広がります。
口に含むと甘酸っぱく、かすかな苦味を感じます。
さわやかな後味が人気で、シングルでもブレンドでもおすすめ。
オレンジ自体は紀元前2000年頃中国で栽培されており、その皮は古いから薬用や香料として利用されてきました。
乾燥させたオレンジの皮(オレンジピール)は、伝統的な中国医学で消化を助ける薬として用いられ、食欲不振や胃の不調に効果があるとされていました。
中世には、アラビアの商人によってオレンジがヨーロッパに伝わり、オレンジピールも香料や食品に利用されるようになりました。
ルネサンス期のヨーロッパでは、オレンジピールが菓子作りやリキュールの風味付けに使われ、特に位の高い人々の間で人気を博しました。
近代に入り、オレンジピールはお菓子や料理の材料、またはアロマやハーブティーの原料としても広く使われるようになりました。
オレンジの香りと風味が広がり、リラックス効果や、健康への効能が再評価され、現代でも人気の高い素材となっております。
オレンジピールの水色
オレンジピールの基本情報
原産国:タンザニア
英名:Orange Peel
学名:Citrus reticulata
科目:ミカン科
部位:果皮
オレンジピールの風味は?
オレンジピールの風味は、爽やかでフルーティーな柑橘系の香りと、ほのかな苦味が良いバランスで調和しています。
新鮮なオレンジの果実を思わせる甘酸っぱい香りがありながらも、果皮特有のほのかな苦味がアクセントとなり、奥深い味わいを楽しめます。
オレンジピールの主な成分
[精油成分]
・リモネン
・シトラール
・ミルセン
[フラボノイド]
・ヘスペリジン
・ナリンギン
・ケルセチン
[ビタミン]
・ビタミンC
・ビタミンA
[ペクチン](水溶性食物繊維)
[フェノール酸]
・カフェ酸
・フェルラ酸
[ミネラル]
・カリウム
・カルシウム
オレンジピールと相性の良い原料
・紅茶
・ルイボス
・ハイビスカス
・白茶
・シナモン
・クローブ
・カルダモン
・ジンジャー
・ペパーミント
・レモンバーム
・カモミール
・ローズヒップ
・レモングラス
・カカオニブ
・アンゼリカ
・ダンデライオン
※ドライハーブは天産物です。
栽培地の環境によって色や形状が写真と違う場合がございます。予めご理解賜りますようお願い申し上げます。
オレンジピールを使ったおすすめレシピ
注意事項
柑橘類にアレルギーのある方はご注意ください。 光感作作用があるのでご注意ください。 消化器系の腫瘍または炎症のある方は多量の使用はお控えください。
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