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暑い季節になると、自宅でもすっきりとしたアイスティーを楽しみたくなります。
しかし、実際に作ってみると、
- 香りが弱く感じる
- 渋みや苦味が強くなる
- 氷で薄まって水っぽくなる
- 白く濁って見た目が悪くなる
といった失敗を経験したことがある方も多いのではないでしょうか。
アイスティーには、茶葉を水に浸して抽出する「水出し」や、熱湯で濃いめに抽出した紅茶を氷で一気に冷やす「急冷式」など、いくつかの作り方があります。
その中でも紅茶工場がおすすめしているのが、急冷式(オンザロックス)です。
熱湯で紅茶の香りと味をしっかり引き出したあと、たっぷりの氷で素早く冷やすことで、香り高く、キレのあるアイスティーに仕上げやすくなります。
この記事では、急冷式がおいしい理由から、茶葉とお湯・氷の分量、失敗しにくい作り方、アイスティーに適した茶葉の選び方まで、紅茶工場の視点からわかりやすく解説します。
さらに、耐熱ティーポットやデジタルスケール、耐熱グラスなど、オンザロックスでアイスティーを作る際に役立つ茶器や道具もご紹介します。
自宅で香り高いアイスティーを作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
アイスティーは急冷式(オンザロックス)が一番おすすめな理由
急冷式(オンザロックス)とは?
急冷式とは、熱湯で通常より濃いめに抽出した紅茶を、氷をたっぷり入れたグラスやピッチャーへ一気に注いで冷やす作り方です。
氷の上に熱い紅茶を直接注ぐことから、一般的にオンザロックス方式とも呼ばれています。
基本的な流れは非常にシンプルです。
- 茶葉を熱湯で濃いめに抽出する
- グラスやピッチャーに氷をたっぷり入れる
- 抽出した紅茶を氷の上へ一気に注ぐ
- 軽く混ぜて素早く冷やす
水出し紅茶のように何時間も待つ必要がなく、飲みたいときに短時間で作れることも急冷式の魅力です。
ただし、熱い紅茶をそのまま氷に注ぐだけでは、氷が溶けて味が薄くなる場合があります。
そのため、急冷式では最初から氷で薄まることを考え、茶葉とお湯の量を調整して少し濃いめに抽出することが重要です。
熱湯で抽出するため紅茶の香りを引き出しやすい
急冷式の大きな魅力は、熱湯で茶葉の香りや味をしっかり引き出せることです。
紅茶の香りや味を構成する成分は、低い温度よりも高い温度のお湯を使った方が短時間で抽出されやすくなります。
水出し紅茶は渋みが穏やかで飲みやすい一方、使用する茶葉や抽出条件によっては、香りやコクが控えめに感じられることがあります。
急冷式では、熱湯で抽出した香り高い紅茶をすぐに冷やすため、アイスティーにしても紅茶らしい香りと味わいを感じやすくなります。
特に、香りを楽しみたいストレートアイスティーには、急冷式が向いています。
素早く冷やすことでキレのある味に仕上がる
熱湯で抽出した紅茶を常温でゆっくり冷ましてしまうと、冷えるまでに時間がかかり、香りが弱くなったり、渋みを強く感じたりすることがあります。
一方、氷を使って短時間で冷やす急冷式なら、抽出した直後の香りや味を保ちやすく、すっきりとしたキレのあるアイスティーに仕上げられます。
おいしく作るためのポイントは、少量の氷で時間をかけて冷やすのではなく、十分な量の氷を使って一気に温度を下げることです。
氷の量が少ないと、冷えるまでに多くの氷が溶けてしまい、ぬるく水っぽいアイスティーになることがあります。
グラスいっぱいに氷を入れ、熱い紅茶を一気に注ぐことで、味の輪郭がはっきりした爽やかなアイスティーを作りやすくなります。
水出しより短時間で作れる
水出し紅茶は、茶葉を水に浸して冷蔵庫で数時間抽出する方法です。
寝る前に仕込んでおけば翌朝すぐに飲める便利さがありますが、飲みたいと思ったときにすぐ作ることはできません。
急冷式なら、紅茶を蒸らす時間を含めても数分程度で完成します。
そのため、
- 朝食や昼食に合わせて作りたい
- 来客時にすぐアイスティーを出したい
- その日の気分に合わせて茶葉を選びたい
- 作り置きせず、飲む分だけ作りたい
という方にも向いています。
また、一杯ずつ作る場合は長期間保存する必要がないため、作り置きした水出し紅茶の保存期間や衛生面が気になる方にも取り入れやすい方法です。
水出し紅茶が腐ったときの見分け方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

水出し紅茶と急冷式の違い
水出し紅茶と急冷式には、それぞれ異なる良さがあります。
| 比較項目 | 急冷式(オンザロックス) | 水出し紅茶 |
|---|---|---|
| 抽出方法 | 熱湯で濃いめに抽出し、氷で急冷 | 水に茶葉を浸して冷蔵抽出 |
| 抽出時間 | 数分程度 | 数時間程度 |
| 香り | 立ちやすい | 穏やか |
| 味わい | キレがあり、紅茶らしいコクを感じやすい | 渋みが穏やかでまろやか |
| 手軽さ | 飲む直前に作りやすい | 事前の仕込みが必要 |
| 向いている人 | 香りや味をしっかり楽しみたい人 | 手軽に作り置きしたい人 |
水出し紅茶が劣っているということではありません。
渋みを抑えたまろやかな味を楽しみたい場合や、前日のうちに仕込んでおきたい場合には、水出し紅茶が便利です。
一方で、紅茶本来の香りをしっかり感じたい場合や、作りたてのおいしさを楽しみたい場合には、急冷式がおすすめです。
BlenteaLabでは、手軽さを重視する場合は水出し、香りと味わいを重視する場合は急冷式というように、目的に合わせて使い分けることをおすすめしています。
水出し紅茶の保存期間や正しい冷蔵保存については、こちらの記事をご覧ください。

急冷式(オンザロックス)で作るアイスティーの基本レシピ
急冷式のアイスティーは、熱湯で濃いめに抽出した紅茶を、たっぷりの氷で一気に冷やして作ります。
作り方そのものは難しくありませんが、茶葉・お湯・氷の量をきちんとそろえることが、薄くならず香り高く仕上げるポイントです。
ここでは、家庭で作りやすい約2杯分の基本レシピをご紹介します。
用意するもの
約2杯分の目安は、次のとおりです。
- 紅茶の茶葉:6〜8g
- 熱湯:200ml
- 氷:約200g
- 耐熱ティーポットまたは耐熱サーバー
- 耐熱グラスまたは耐熱ピッチャー
- 茶こし
- タイマー
- マドラーまたは長めのスプーン
通常のホットティーよりも少ないお湯で濃く抽出し、溶けた氷でちょうどよい濃さになるように調整します。
茶葉の種類や大きさによって抽出の進み方が異なるため、最初は茶葉6g程度から試し、好みに合わせて少しずつ調整してください。
1.新鮮な水をしっかり沸騰させる
まずは、くみたての水を沸騰させます。
紅茶の香りと味を十分に引き出すため、ぬるいお湯ではなく、しっかり沸騰させた熱湯を使うことが大切です。
ティーポットが冷えている場合は、抽出温度が急に下がらないよう、あらかじめ少量の熱湯を入れて温めておきます。
ポットが温まったら、お湯を捨ててから茶葉を入れましょう。
2.茶葉を通常より濃いめに抽出する
温めたティーポットへ茶葉を入れ、熱湯200mlを注ぎます。
お湯を注いだらフタをして、茶葉に合った時間までしっかり蒸らします。
蒸らし時間の目安は、次のとおりです。
- PEKOEなど大きめの茶葉:3〜4分程度
- BOPなど細かめの茶葉:2〜3分程度
- ティーバッグ:商品に記載された時間を目安に調整
茶葉が細かいほど短時間で抽出が進みやすいため、長く蒸らしすぎると渋みや苦味が強くなることがあります。
感覚だけに頼らず、タイマーで時間を計ると、毎回安定した味に仕上げやすくなります。
3.グラスやピッチャーに氷をたっぷり入れる
紅茶を蒸らしている間に、耐熱グラスまたは耐熱ピッチャーへ氷をたっぷり入れます。
氷は容器の上部近くまで入れるくらいが目安です。
氷の量が少ないと、紅茶の温度が十分に下がる前に氷が溶け切り、ぬるく水っぽいアイスティーになってしまいます。
反対に、十分な量の氷を使えば、熱い紅茶を短時間で冷やすことができ、香りや味の輪郭を保ちやすくなります。
家庭の製氷機で作った氷でも問題ありませんが、見た目の美しさや溶けにくさを重視する場合は、大きくて硬いロックアイスもおすすめです。
4.抽出した紅茶を氷の上へ一気に注ぐ
蒸らし終わったら、茶こしを使って茶葉を取り除きながら、熱い紅茶を氷の上へ一気に注ぎます。
少しずつ時間をかけて注ぐのではなく、できるだけ手早く注いで急冷することがポイントです。
ティーポットの中に紅茶を残すと、残った茶液だけ抽出が進み、渋みが強くなります。
最後の一滴まで注ぎ切り、紅茶全体の濃さを均一にしましょう。
5.軽く混ぜて全体を素早く冷やす
紅茶を注いだら、マドラーや長めのスプーンで軽く混ぜます。
グラスの底にある熱い紅茶と氷を均一に触れさせることで、短時間で全体の温度を下げられます。
ただし、長くかき混ぜすぎると氷が必要以上に溶け、味が薄くなることがあります。
グラスの外側がしっかり冷たくなり、紅茶全体の温度が下がったら完成です。
おいしく作るための分量の考え方
急冷式では、熱湯と氷をおおよそ同じ量にすると、分量を考えやすくなります。
たとえば、完成量約400mlを作る場合は、
- 熱湯:200ml
- 氷:約200g
を基本にします。
氷が溶けることで紅茶が薄まるため、茶葉は完成量400ml分を意識して使用し、お湯だけを半分程度にして濃く抽出します。
ただし、氷の大きさや室温、使用する容器によって溶ける量は変わります。
初めて作る場合は基本の分量から始め、味が薄ければ茶葉を少し増やし、渋みが強ければ蒸らし時間を短くするなど、茶葉に合わせて調整してください。
失敗しにくくする5つのポイント
急冷式のアイスティーをおいしく作るためには、次の5つを意識しましょう。
- 茶葉の量をきちんと量る
- 沸騰した熱湯で抽出する
- 蒸らし時間をタイマーで計る
- 氷を惜しまずたっぷり使う
- 抽出後は時間を置かずに一気に冷やす
特に多い失敗は、氷で薄まることを心配して氷の量を減らしてしまうことです。
急冷式では、氷を減らすよりも、紅茶をあらかじめ濃く抽出したうえで、十分な量の氷を使って一気に冷やす方が、香り高くすっきりとした味に仕上がります。
急冷式(オンザロックス)におすすめの茶葉
急冷式のアイスティーは、どの茶葉でも作れます。
ただし、茶葉の大きさや産地、渋みの出方によって、香り・透明感・飲みやすさは大きく変わります。
特にストレートで楽しむアイスティーでは、冷たくしても香りが感じられ、渋みが強くなりすぎない茶葉を選ぶことが大切です。
アイスティーには香りと渋みのバランスが重要
紅茶は冷たくすると、ホットティーよりも香りを感じにくくなることがあります。
そのため、アイスティー用の茶葉を選ぶ際は、温かい状態で飲んだときに香りが強いだけでなく、冷やしたあとも香りや味わいが残りやすいものがおすすめです。
一方で、細かい茶葉を長く蒸らしすぎると、冷やしたときに渋みや苦味が目立つ場合があります。
急冷式では、次のような特徴を持つ茶葉が使いやすいでしょう。
- 冷やしても香りを感じやすい
- 渋みが強くなりすぎない
- すっきりとした後味がある
- 氷で薄まっても味がぼやけにくい
- 白く濁りにくい
茶葉の産地や等級名だけで決めるのではなく、実際の香り・渋み・抽出速度を見ながら選ぶことが大切です。
紅茶工場がおすすめするのはキャンディ産PEKOE
BlenteaLabが急冷式のアイスティーにおすすめしているのが、スリランカ・キャンディ産のPEKOEです。
PEKOEは、比較的大きさのあるリーフタイプの茶葉です。
細かい茶葉に比べて抽出がゆっくり進むため、蒸らし時間を調整しやすく、渋みや苦味が急に強くなりにくい特徴があります。
キャンディ産PEKOEは、華やかな香りと穏やかな渋みのバランスがよく、冷たくしてもすっきりと飲みやすいアイスティーに仕上がります。
また、氷で急冷したあとも紅茶らしい味わいが残りやすいため、ストレートアイスティーはもちろん、レモンやシロップを加えたアレンジにも使いやすい茶葉です。

PEKOEは白く濁りにくく、見た目も美しく仕上がりやすい
アイスティーを作ると、紅茶が白っぽく濁ることがあります。
これはクリームダウンと呼ばれる現象で、紅茶に含まれる成分が冷えることで結びつき、白く見えるものです。
クリームダウンは腐敗ではありませんが、透明感のあるアイスティーを作りたい場合には、できるだけ避けたいと感じる方もいるでしょう。
クリームダウンの起こりやすさは、茶葉の種類や抽出の濃さ、冷やし方などによって変わります。
BlenteaLabが扱うキャンディ産PEKOEは、比較的クリームダウンが起こりにくく、透明感のあるアイスティーに仕上げやすい茶葉です。
そのため、見た目の美しさを重視する方や、飲食店でアイスティーを提供したい方にも向いています。
クリームダウンについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

BOPでも急冷式のアイスティーは作れる
BOPは、PEKOEよりも細かく分けられた茶葉です。
茶葉が細かい分、短時間で香りや味が出やすく、しっかりとしたコクのあるアイスティーを作れます。
そのため、ミルクティーやレモンティーなど、紅茶の味をはっきり感じたいアレンジにはBOPも向いています。
ただし、抽出が速いため、蒸らし時間が長すぎると渋みが強くなる場合があります。
急冷式にBOPを使う場合は、2〜3分程度を目安にしながら、茶葉の状態や好みに合わせて調整しましょう。
短めに抽出すると渋みを抑えやすく、長めに抽出するとコクを出しやすくなります。
ティーバッグでも手軽に作れる
急冷式のアイスティーは、リーフティーだけでなくティーバッグでも作れます。
一杯分を手軽に作りたい場合や、茶こしを使わずに片付けたい場合には便利な方法です。
ティーバッグで作る際も、通常より少ないお湯で濃いめに抽出し、たっぷりの氷へ注ぐ基本は同じです。
ただし、ティーバッグの中には細かい茶葉が使われていることが多いため、長く蒸らしすぎないように注意しましょう。
商品に記載された蒸らし時間を参考にしながら、アイスティーでは少し濃いめに仕上がるよう調整してください。
迷ったらストレートで試してから調整する
初めて使う茶葉で急冷式のアイスティーを作る場合は、まずシロップやレモンを入れず、ストレートで味を確認するのがおすすめです。
ストレートで飲むことで、
- 香りが十分に残っているか
- 渋みや苦味が強すぎないか
- 氷で味が薄くなっていないか
- 冷やしたあとも後味がよいか
を確認しやすくなります。
味が薄い場合は茶葉を少し増やし、渋みが強い場合は蒸らし時間を短くして調整します。
茶葉の量と蒸らし時間を少しずつ変えながら、自分の好みに合う濃さを見つけてみてください。
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急冷式(オンザロックス)をもっとおいしくするおすすめの道具
急冷式のアイスティーは、ティーポットと氷があれば作ることができます。
しかし、茶器や道具を少し工夫するだけで、味の安定性や香り、作業のしやすさは大きく変わります。
ここでは、紅茶工場がおすすめする、あると便利な道具をご紹介します。
デジタルスケール|毎回同じ味を再現しやすい
アイスティーは、氷で薄まることを前提に抽出するため、茶葉の量が少し違うだけでも味の印象が変わります。
ティースプーンでもある程度量れますが、茶葉の種類によって大きさや重さが異なるため、毎回同じ味を再現するのは意外と難しいものです。
0.1g単位で量れるデジタルスケールがあれば、
- 茶葉の量を正確に量れる
- 毎回同じ味に仕上げやすい
- レシピを調整しやすい
というメリットがあります。
家庭でも本格的なアイスティーを楽しみたい方には、一つ持っておくと便利なアイテムです。
耐熱ガラス製ティーポット|香りをしっかり引き出せる
急冷式では、沸騰した熱湯を使って抽出します。
そのため、耐熱ガラス製のティーポットや耐熱サーバーがおすすめです。
耐熱ガラスなら熱湯を安心して注げるだけでなく、茶葉がゆっくり開いていく様子も確認できます。
また、ガラス製は茶葉の香りや色が移りにくく、お手入れもしやすいため、長く清潔に使いやすい点も魅力です。
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キッチンタイマー|蒸らし時間を安定させる
急冷式では、蒸らし時間が味を大きく左右します。
30秒程度違うだけでも、渋みやコクの出方が変わることがあります。
スマートフォンのタイマーでも十分ですが、キッチンタイマーを使うと調理中でもすぐ確認でき、毎回同じ蒸らし時間で抽出できます。
「今日は少し渋い」「前回より薄い」といった失敗も少なくなるでしょう。
ロックアイス|透明感のあるアイスティーを作りやすい
家庭用の製氷機で作った氷でも急冷式は作れます。
ただし、市販のロックアイスは透明で大きく、溶けにくいものが多いため、短時間でしっかり冷やしやすいというメリットがあります。
また、溶けるスピードがゆるやかなため、味が急に薄くなりにくく、見た目も美しいアイスティーに仕上げやすくなります。
来客時や少し贅沢なアイスティーを楽しみたいときにもおすすめです。
耐熱グラス|そのまま急冷できる
急冷式では、熱い紅茶を氷の入ったグラスへ直接注ぎます。
そのため、耐熱グラスを使用すると安心です。
特にダブルウォールグラスは、
- 熱い紅茶を注いでも扱いやすい
- 結露しにくい
- 冷たさが長持ちしやすい
といった特徴があります。
見た目も涼しげで、アイスティーをよりおいしく楽しめます。
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マドラー|一気に温度を均一にする
紅茶を氷へ注いだ後は、軽く混ぜて全体を均一に冷やします。
このとき、長めのマドラーやスプーンがあると便利です。
勢いよく混ぜる必要はなく、数回ゆっくり混ぜるだけで十分です。
これだけでも、グラス全体の温度が均一になり、味のムラが少ないアイスティーに仕上がります。
すべてをそろえる必要はありません
今回ご紹介した道具は、最初からすべてそろえる必要はありません。
まずは、
- 耐熱ティーポット
- デジタルスケール
- タイマー
この3つがあるだけでも、急冷式のアイスティーはぐっと作りやすくなります。
そこへロックアイスや耐熱グラスなどを少しずつ取り入れていくことで、自宅でもカフェのような本格的なアイスティーを楽しめるようになるでしょう。
作り置きするならおすすめの保存容器
急冷式(オンザロックス)は、飲む分だけ作るのが基本ですが、多めに作って冷蔵保存したい方もいるでしょう。
また、水出し紅茶を作る場合にも、保存容器の選び方によって衛生面や使いやすさが大きく変わります。
保存容器を選ぶ際は、「素材」「洗いやすさ」「使い勝手」の3つを意識することが大切です。
耐熱ガラス製|衛生面を重視するなら最もおすすめ
保存容器として最もおすすめなのが、耐熱ガラス製のピッチャーやボトルです。
ガラスは茶葉の香りや色が付きにくく、熱湯消毒ができるため、衛生的に使いやすい素材です。
また、中身が見えるため、紅茶の量や状態も確認しやすく、毎日使う保存容器としても人気があります。
「できるだけ清潔に使いたい」「長く愛用したい」という方には、耐熱ガラス製がおすすめです。
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トライタン製|軽くて割れにくく扱いやすい
小さなお子様がいるご家庭や、毎日気軽に使いたい方には、トライタン製のボトルもおすすめです。
トライタンは、ガラスのような透明感がありながら、軽くて割れにくい高性能樹脂です。
耐熱性がある製品も多く、熱湯消毒や食洗機に対応しているタイプも販売されています。
ガラスほど重くないため、冷蔵庫から出し入れしやすいのも魅力です。
フィルターインボトル|水出し紅茶に便利
水出し紅茶をよく作る方には、フィルター付きのボトルも便利です。
ボトルの中に茶葉を直接入れて抽出し、飲むときにはフィルターが茶葉をこしてくれるため、別に茶こしを用意する必要がありません。
抽出が終わったらフィルターごと茶葉を取り出せるタイプなら、渋みが出すぎるのも防ぎやすくなります。
手軽に水出し紅茶を楽しみたい方には、とても使いやすい容器です。
横置きできるピッチャー|冷蔵庫を有効活用できる
冷蔵庫のドアポケットがいっぱいになりやすい方には、横置き対応のピッチャーがおすすめです。
密閉性が高く、横に寝かせて保存できるため、冷蔵庫の棚を有効活用できます。
また、スリムタイプなら場所を取らず、作り置きにも便利です。
毎日アイスティーを飲むご家庭では、使い勝手の良さを実感できるでしょう。
保存容器は「洗いやすさ」が最も重要
保存容器を選ぶ際に見落としがちなのが、お手入れのしやすさです。
どんなに高性能な容器でも、細かい部分まで洗えなければ、汚れや雑菌が残る原因になります。
選ぶ際は、
- 口が広く手が入りやすい
- パッキンを簡単に取り外せる
- パーツが少ない
- 底までスポンジで洗いやすい
このような構造のものを選ぶと、毎日のお手入れがぐっと楽になります。
毎回しっかり洗い、乾燥させることがおいしさにつながる
どの保存容器を使う場合でも、一番大切なのは毎回しっかり洗浄することです。
使用後は、
- パッキンまで取り外して洗う
- 中性洗剤でしっかり洗浄する
- 十分に乾燥させる
- 必要に応じて熱湯消毒を行う
ことを習慣にしましょう。
保存容器を清潔に保つことは、紅茶本来の香りを楽しむためだけでなく、安心してアイスティーを飲むためにも大切なポイントです。

よくある質問(FAQ)
Q. アイスティーはなぜ白く濁るのですか?
アイスティーが白く濁る現象は、「クリームダウン」と呼ばれています。
これは、紅茶に含まれる成分が冷えることで結びつき、白く見える自然な現象です。
品質が悪くなったわけでも、腐っているわけでもないため、飲んでも問題ありません。
透明感のあるアイスティーを作りたい場合は、急冷式で素早く冷やすことや、クリームダウンが起こりにくい茶葉を選ぶことがポイントです。
Q. 急冷式と水出し紅茶はどちらがおすすめですか?
どちらにもメリットがあります。
香りや紅茶らしい味わいを楽しみたい場合は、急冷式(オンザロックス)がおすすめです。
一方、水出し紅茶は渋みが少なく、前日に仕込んでおけば翌日すぐに飲めるという手軽さがあります。
目的に合わせて使い分けるのがよいでしょう。
Q. アイスティーは作り置きできますか?
はい、作り置きは可能です。
ただし、保存容器を清潔に保ち、冷蔵庫で保存することが大切です。
また、時間の経過とともに香りは少しずつ弱くなるため、できるだけ早めに飲み切ることをおすすめします。
Q. アイスティーにおすすめの茶葉はありますか?
香りがよく、渋みが強くなりにくい茶葉がおすすめです。
BlenteaLabでは、スリランカ・キャンディ産のPEKOEをおすすめしています。
華やかな香りと穏やかな渋みのバランスがよく、急冷式でも透明感のあるアイスティーに仕上がりやすいのが特徴です。

Q. ティーバッグでも急冷式のアイスティーは作れますか?
もちろん作れます。
通常より少ないお湯で少し濃いめに抽出し、たっぷりの氷へ一気に注げば、おいしいアイスティーが作れます。
ティーバッグは細かい茶葉が使われていることが多いため、蒸らしすぎると渋みが出やすくなる点には注意しましょう。
まとめ|香り高いアイスティーを楽しむなら急冷式がおすすめ
アイスティーにはさまざまな作り方がありますが、紅茶本来の香りや味わいを楽しみたい方には、急冷式(オンザロックス)がおすすめです。
熱湯でしっかりと抽出した紅茶を、たっぷりの氷で一気に冷やすことで、香り高く、すっきりとした味わいのアイスティーを短時間で作ることができます。
おいしく作るポイントをもう一度まとめると、
- 茶葉は通常より少ないお湯で濃いめに抽出する
- 沸騰した熱湯を使う
- 蒸らし時間を守る
- 氷をたっぷり使って一気に冷やす
- 香りと渋みのバランスがよい茶葉を選ぶ
この5つを意識するだけでも、普段のアイスティーは大きく変わります。
特に、ストレートで楽しむアイスティーでは、茶葉選びが味を左右する重要なポイントです。
BlenteaLabでは、急冷式のアイスティーには、香りが豊かで渋みが穏やか、さらに比較的クリームダウンが起こりにくいスリランカ・キャンディ産PEKOEをおすすめしています。
ご家庭で毎日楽しむ一杯はもちろん、来客時のおもてなしやカフェ・飲食店での提供にも使いやすい茶葉です。
「今年の夏は、自宅でも本格的なアイスティーを楽しみたい。」
そんな方は、ぜひ急冷式(オンザロックス)で、お気に入りの一杯を作ってみてください。
▶ 急冷式におすすめのキャンディ産PEKOEはこちら
(Amazon商品リンク)
また、BlenteaLabでは、紅茶をもっと楽しむための記事も公開しています。
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この記事の監修
BlenteaLab.(VALUE SALES JAPAN株式会社)
スリランカのグループ会社(工場・茶園運営:VALUE PLANTATION Co.Ltd,)から高品質な茶葉を直接輸入・卸販売する紅茶専門店。
農園での栽培・製茶から日本国内での販売まで一貫して携わる「現場の知識」をベースに、紅茶やハーブの正しく美味しい楽しみ方を発信しています。