飲食店のスイーツに合う紅茶は?ケーキや焼き菓子を邪魔しない紅茶の選び方を紅茶工場が解説

飲食店のスイーツに合う紅茶は?ケーキや焼き菓子を邪魔しない紅茶の選び方を紅茶工場が解説

BlenteaLab.では、飲食店やカフェのお客様から紅茶についてご相談をいただく中で、

「ケーキセットに使う紅茶は、どんなものを選べばいいですか?」

「いろいろなスイーツに合わせやすい紅茶を探しています」

「紅茶には詳しくないのですが、デザートとセットで出すなら何を基準に選べばいいでしょうか?」

といったご相談をいただくことがあります。

飲食店で紅茶を提供する場合、つい

「有名な紅茶を選べば間違いない」

「香りが華やかな紅茶のほうが高級感がある」

「紅茶単体で飲んでおいしいものを選べばいい」

と考えてしまうかもしれません。

もちろん、紅茶そのもののおいしさは大切です。

しかし、スイーツと一緒に提供するのであれば、

「紅茶だけを飲んだときにおいしいか?」

だけではなく、

「紅茶を飲んだあと、次の一口のスイーツがおいしいか?」

という視点も大切になります。

特に飲食店では、紅茶は単独の商品であると同時に、ケーキや焼き菓子などの価値を引き立てる存在でもあります。

さらに実際の店舗運営では、

  • スイーツとの相性
  • 香りや渋み
  • 抽出時間
  • スタッフによる味のばらつき
  • リーフとティーバッグのどちらにするか
  • 1杯あたりの原価
  • 在庫管理
  • ホットとアイスへの対応

なども考えなければなりません。

そこで今回は、

飲食店がスイーツと一緒に提供する紅茶を選ぶとき、何を基準にすればいいのか?

というテーマを、紅茶工場の立場から詳しく解説します。


目次

飲食店のスイーツに合う紅茶とは?

「スイーツに合う」=紅茶が目立つことではない

スイーツと紅茶のペアリングというと、

「このケーキには○○産の紅茶」

「この焼き菓子には○○という紅茶」

といった組み合わせを考えることが多いと思います。

もちろん、こうしたペアリングも紅茶の楽しみ方の一つです。

しかし、飲食店で考えたいのは、

必ずしも紅茶を主役にする必要はない

ということです。

例えば、自家製のショートケーキを看板商品にしているカフェであれば、お客様に一番印象に残ってほしいのはケーキかもしれません。

その場合、非常に華やかな香りの紅茶を合わせることで、せっかくのイチゴや生クリームの香りより紅茶の印象が強くなってしまう可能性があります。

反対に紅茶の存在感が弱すぎると、

「ケーキはおいしかったけれど、セットの紅茶は普通だった」

という印象になるかもしれません。

飲食店のスイーツに合わせる紅茶では、

スイーツと紅茶のどちらかが勝つのではなく、お互いがおいしく感じられるバランス

を考えることが大切です。

「存在感が弱い紅茶」ではなく「主張しすぎない紅茶」

ここで間違えたくないのが、

スイーツを邪魔しない紅茶=味の薄い紅茶

ではないということです。

香りもコクもほとんど感じられない紅茶では、セットドリンクとしての満足感が低くなってしまいます。

私たちが考える理想は、

「存在感が弱い紅茶」ではなく「主張しすぎない紅茶」

です。

ケーキを一口食べる。

紅茶を飲む。

口の中に残っていた甘さや香り、油脂感などの印象が切り替わる。

そして、もう一度ケーキを食べたくなる。

飲食店でスイーツと紅茶を組み合わせるなら、この流れを実際に試してみることをおすすめします。


スイーツを邪魔しにくい紅茶の4つの条件

1.香りが強すぎない

紅茶には、産地や製法によってさまざまな香りがあります。

さらに、ベルガモットなどで香りを付けたフレーバーティーもあります。

香りの華やかな紅茶には、それ自体のおいしさがあります。

ただしスイーツと一緒に提供する場合には、

紅茶の香りがスイーツの香りより前に出ていないか?

を確認してみましょう。

例えば、イチゴや生クリームを使った繊細なショートケーキと、香りの非常に強いフレーバーティーを組み合わせれば、ケーキより紅茶の香りが印象に残ることがあります。

もちろん、それを狙ったペアリングなら問題ありません。

大切なのは、

「香りが強いほど高級な紅茶」という基準だけで選ばないこと

です。

2.渋みが強すぎない

紅茶の渋みも、スイーツとの相性を考えるうえで重要です。

適度な渋みは、甘いものを食べたあとの口の中の印象を切り替えてくれます。

そのため、

「スイーツには渋みのない紅茶が一番いい」

というわけでもありません。

一方で渋みが非常に強いと、スイーツを食べたあとの繊細な余韻よりも、紅茶の渋みが口の中に残ってしまうことがあります。

ここでも重要なのはバランスです。

紅茶の渋みやタンニン感については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

▶︎ 紅茶の「タンニン感」とは?ポリフェノールとの関係や渋みの正体を紅茶工場が解説

紅茶のタンニン感とは?ポリフェノールとの関係や渋みの正体について説明しているイメージ
紅茶のタンニン感とは?ポリフェノールとの関係や渋みの正体を紅茶工場が解説

3.スイーツに対してコクが強すぎない

紅茶のコクも、スイーツによって適した強さが変わります。

例えば、チョコレートをたっぷり使った濃厚なケーキであれば、ある程度ボディのある紅茶を合わせてもバランスを取りやすくなります。

一方、

  • シフォンケーキ
  • フルーツを使ったケーキ
  • 軽い焼き菓子

などに非常に力強い紅茶を合わせると、紅茶側の印象が強くなりすぎることがあります。

スイーツの強さと紅茶の強さを合わせる。

これも基本的な考え方の一つです。

4.少し冷めてもバランスが崩れにくい

これは飲食店で紅茶を選ぶときに、ぜひ確認してほしいポイントです。

試飲では淹れたての紅茶を飲むことが多いと思います。

しかし、実際のお客様は必ずしも紅茶をすぐに飲み切るわけではありません。

ケーキを食べたり、会話を楽しんだりしていれば、紅茶の温度は徐々に下がっていきます。

そのため業務用として選ぶ場合は、

淹れたてだけでなく、少し冷めた状態でも一度飲んでみる

ことをおすすめします。

温度が下がったときに渋みだけが目立たないか。

香りが大きく崩れないか。

スイーツと一緒に最後まで飲みやすいか。

こうした点まで確認すると、実際の店舗で使いやすい紅茶を選びやすくなります。


ケーキ・焼き菓子別|合わせる紅茶の考え方

スイーツによって、紅茶に求める特徴も少し変わります。

ただし、

「ショートケーキなら絶対にこの紅茶」

という正解があるわけではありません。

同じショートケーキでも、生クリームの量や甘さ、スポンジ、使用するフルーツによって味は違います。

ここでは具体的な銘柄を固定するのではなく、紅茶を選ぶ方向性として考えてみましょう。

スイーツ紅茶を選ぶ方向性
ショートケーキ香りや渋みが強すぎず、クリームやフルーツを邪魔しにくい紅茶
チーズケーキ適度なコクがありながら、後味を切り替えやすい紅茶
チョコレートケーキ濃厚な味に負けすぎない、ややボディのある紅茶
モンブラン栗やクリームの香りを邪魔しにくいバランス型の紅茶
シフォンケーキ軽い口当たりに合わせやすい穏やかな紅茶
フィナンシェバターやアーモンドの余韻と合わせやすい紅茶
マドレーヌ焼き菓子の香りを覆いにくい紅茶
クッキーストレートでも飲みやすく、口の中を切り替えやすい紅茶
スコーンストレートだけでなくミルクを加えても楽しめる紅茶

メニュー名ではなく「実際のスイーツ」と合わせて試飲する

ここが非常に重要です。

紅茶だけを何種類も試飲して、

「この紅茶が一番おいしい」

と決める方法もあります。

しかし、スイーツセット用の紅茶を選ぶのであれば、

実際にお店で提供しているスイーツと一緒に試飲してください。

紅茶だけなら一番おいしかったものが、ケーキと合わせると強すぎることがあります。

反対に、紅茶だけでは少し穏やかに感じたものが、スイーツと合わせると非常にバランスよく感じられることもあります。

判断するときのポイントは、

「紅茶を飲んだあと、次の一口のスイーツがおいしいか?」

です。

スイーツのための紅茶を選ぶのであれば、ぜひここまで確認してみてください。


飲食店のスイーツにはキャンディ産セイロンティーも使いやすい

キャンディ産は幅広いスイーツに合わせやすい

BlenteaLab.で扱っている紅茶の中心となるのが、

スリランカ・キャンディ産のセイロンティー

です。

キャンディ産の紅茶は、比較的穏やかな渋みとバランスのよい味わいを持つものが多く、飲食店のスイーツと組み合わせる紅茶としても使いやすいタイプです。

特定の香りだけが強く前に出るというより、

紅茶らしい香りや味わいを感じながら、料理やスイーツと組み合わせやすい

というところに魅力があります。

「このケーキ専用」にしなくても使いやすい

専門店であれば、

「モンブランにはこの紅茶」

「チョコレートケーキにはこの紅茶」

と何種類もの茶葉を用意することもできます。

しかし一般的なカフェやレストランでは、紅茶だけで何種類もの在庫を持つことが難しい場合もあります。

例えば、

  • ショートケーキ
  • チーズケーキ
  • 焼き菓子
  • 季節のデザート

など複数のスイーツを提供する店舗であれば、

一種類で幅広いスイーツに合わせやすい紅茶

は、店舗運営の面でも便利です。

キャンディ産セイロンティーは、こうした使い方を考えるときにも候補の一つになります。

セイロンティーの産地による違いについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

▶︎ セイロン紅茶とは?7つの産地の特徴と選び方

セイロン紅茶とは?7つの産地の特徴と選び方
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飲食店では「おいしさ」だけで紅茶を選ばない

1杯を作るまでの時間も大切

家庭で紅茶を淹れるのであれば、多少時間がかかっても問題にならないことがあります。

しかし飲食店では違います。

ランチタイムやカフェタイムに注文が集中すれば、

  • ケーキ
  • コーヒー
  • 紅茶
  • その他のドリンク

を同時に用意しなければなりません。

紅茶一杯を作るためにスタッフが何度も計量したり、複雑な工程が必要になったりすると、店舗全体のオペレーションに影響します。

そのため、

味がおいしいこと+店舗で無理なく提供できること

まで含めて業務用紅茶を考える必要があります。

スタッフが変わっても同じ味を出せるか

オーナーや店長が淹れればおいしい。

しかし、アルバイトスタッフが淹れると味が変わってしまう。

これでは業務用として扱いにくくなります。

  • 茶葉量
  • お湯の量
  • 湯温
  • 抽出時間

などを店舗内で決めておき、

誰が担当してもできるだけ同じ紅茶を提供できる状態

を作ることが大切です。

原価だけでなく「提供価値」も考える

業務用では当然、1杯あたりの原価も重要です。

しかし、

とにかく一番安い紅茶を選ぶこと

だけが正解とは限りません。

例えばケーキ単品に紅茶を追加してセットメニューを作れるのであれば、紅茶そのものが客単価を上げる商品になります。

さらに、

「このお店はケーキだけでなく紅茶もおいしい」

と思ってもらえれば、お店全体の印象にもつながります。

業務用紅茶を選ぶ際には、価格だけでなく、

1杯の紅茶がお店にどのような価値を生むのか

まで考えてみてください。

飲食店向けの紅茶選びについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

▶︎ 業務用紅茶のおすすめは?飲食店・カフェで選ばれる紅茶の特徴とは

業務用紅茶のおすすめは?飲食店・カフェで選ばれる紅茶の特徴とは
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スイーツ用の紅茶はリーフとティーバッグどちらがいい?

ポットサービスや高級感を出したいならリーフ

スイーツと紅茶をゆっくり楽しんでもらう店舗であれば、

リーフティーをポットで提供する

方法があります。

ポットとカップを一緒に提供することで、紅茶を飲む時間そのものを楽しんでもらいやすくなります。

また、茶葉を見せる演出などを取り入れれば、紅茶そのものの価値を伝えることもできます。

BlenteaLab.ではPEKOEなどのリーフティーも扱っています。

比較的大きな茶葉のPEKOEは、ゆっくり抽出しながら紅茶を楽しむポットサービスにも使いやすい茶葉です。

オペレーションを優先するならティーバッグ

一方、

  • 席数が多い
  • ランチタイムが忙しい
  • スタッフの人数が限られている
  • 紅茶の計量を簡単にしたい
  • 味のばらつきを抑えたい

といった店舗では、

ティーバッグが非常に便利

です。

BlenteaLab.では、キャンディ産セイロンティーのBOPを使用したティーバッグも扱っています。

一袋ごとに茶葉量が決まっているため、スタッフが毎回茶葉を量る必要がありません。

業務用では、

最高に手間をかけた一杯を作れるか

だけではなく、

忙しい時間帯にも安定した一杯を提供できるか

という視点も重要です。

リーフとティーバッグに絶対的な優劣はない

リーフのほうが上。

ティーバッグは簡易的。

と考える必要はありません。

店舗によって必要なものが違います。

紅茶そのものをメニューの大きな魅力として見せたい店舗。

スイーツを主役にして、紅茶は安定して提供したい店舗。

回転率を重視する店舗。

ゆっくり過ごしてもらう店舗。

それぞれで最適な提供方法は変わります。

リーフとティーバッグの違いについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

▶︎ 飲食店の紅茶は茶葉とティーバッグどちらがいい?コスト・手間・味の違いを紅茶工場が解説

飲食店の紅茶は茶葉とティーバッグどちらがいい?コスト・手間・味の違いを比較したイメージ
飲食店の紅茶は茶葉とティーバッグどちらがいい?コスト・手間・味の違いを紅茶工場が解説

PEKOEとBOPティーバッグはどう使い分ける?

PEKOE|紅茶そのものの時間も楽しんでもらいたい店舗

BlenteaLab.のキャンディ産PEKOEは比較的大きな茶葉で、渋みが穏やかなタイプです。

スイーツと一緒にストレートティーとして提供したり、ポットサービスに使用したりする方法があります。

特に、

「ケーキと一緒に紅茶そのものもゆっくり楽しんでもらいたい」

という店舗には、リーフティーという選択肢があります。

また、ホットだけでなくアイスティーやフルーツティーなどにも展開できるため、同じ茶葉を複数のメニューで活用する方法も考えられます。

BOPティーバッグ|安定した提供を重視する店舗

一方、BOPティーバッグは、

店舗オペレーションをシンプルにしたい場合

に使いやすい商品です。

茶葉量が一定なので、

「スタッフによって茶葉を多く入れすぎた」

「計量する人によって味が違う」

といった差を減らしやすくなります。

例えば、

ケーキ+紅茶のセットメニューをできるだけシンプルなオペレーションで提供したい

という店舗では、ティーバッグという選択肢も十分に考えられます。

どちらが正解ではなく「お店に合うほう」が正解

PEKOEとBOPは茶葉サイズの違いであり、品質の上下を表しているわけではありません。

重要なのは、

何に使うか

です。

ポットでゆっくり抽出するのか。

一杯ずつスピーディーに提供するのか。

紅茶そのものを見せたいのか。

スイーツセットのドリンクとして安定して提供したいのか。

用途によって、適した茶葉や提供方法は変わります。


スイーツセットの紅茶は「1杯いくら?」まで計算する

茶葉の販売価格だけでは比較しにくい

飲食店が業務用紅茶を選ぶときには、

1袋いくらか

だけで比較するのではなく、

1杯あたりいくらになるか

まで計算することをおすすめします。

リーフティーの場合であれば、

商品価格 ÷ 使用できる茶葉量 × 1杯に使用する茶葉量

を基本に考えると、1杯あたりのおおよその茶葉原価を把握できます。

ティーバッグであれば、一袋あたりの価格から比較的簡単に計算できます。

スイーツセット全体で考える

例えば、

ケーキだけを注文するお客様。

ケーキ+紅茶セットを注文するお客様。

この二つでは客単価が変わります。

そのため紅茶は、

単に原価が発生するドリンクではなく、スイーツの付加価値を高める商品

として考えることもできます。

実際のメニュー価格を決める際には、

  • 紅茶そのものの原価
  • カップ・ポットなどの備品
  • 人件費
  • 光熱費
  • 提供に必要な時間
  • 店舗全体の原価率

なども含めて判断する必要があります。

「茶葉が安いか」だけでなく、

その紅茶でどのようなメニューを作れるか

まで考えて選んでみてください。


飲食店がスイーツ用紅茶を選ぶときに失敗しやすいポイント

有名ブランドという理由だけで決める

有名ブランドにはブランドとしての魅力があります。

しかし、

有名=自店のスイーツに一番合う

とは限りません。

お店のスイーツとの相性を実際に確認することが大切です。

香りが強いほど高級だと思って選ぶ

紅茶を試飲したとき、華やかな香りは非常に分かりやすい特徴です。

しかしスイーツと一緒に提供する場合、その香りが強すぎることでスイーツの魅力を隠してしまう可能性もあります。

紅茶単体でのインパクトと、ペアリングとしての完成度は別

と考えましょう。

紅茶だけを試飲して決める

今回の記事で特にお伝えしたいのがここです。

スイーツセット用の紅茶なら、

必ず実際のスイーツと一緒に試飲してみてください。

紅茶だけで一番好きだったものを選ぶ必要はありません。

ケーキを一口。

紅茶を一口。

そして、もう一度ケーキを一口。

そこで、

「次の一口がおいしい」

と感じられるか確認します。

店舗オペレーションを考えずに決める

味だけで決めて導入したものの、

「忙しい時間帯には淹れられない」

「スタッフによって味が違う」

となってしまえば長く使うことが難しくなります。

試飲するときには、

実際に店舗で働くスタッフが、実際の営業時間を想定して淹れられるか

まで考えてみることをおすすめします。


業務用紅茶を選ぶ前に確認したい7つのポイント

最後に、飲食店がスイーツ用の紅茶を選ぶときのチェック項目をまとめます。

1.主力のスイーツは軽い?濃厚?

シフォンケーキのような軽いスイーツが中心なのか。

チョコレートケーキなど濃厚なスイーツが中心なのか。

まず主力商品の味を考えます。

2.ストレート中心?ミルクティーも提供する?

ストレートティーだけなのか。

ミルクティーにも使いたいのか。

用途によって必要なコクや茶葉サイズも変わります。

3.ホットだけ?アイスティーにも使う?

一種類の茶葉をホットとアイスの両方に使えれば、在庫をまとめやすくなる場合があります。

反対に、それぞれ専用の紅茶を用意する方法もあります。

4.リーフ?ティーバッグ?

高級感やポットサービスを重視するのか。

オペレーションや再現性を優先するのか。

店舗のスタイルから考えます。

5.抽出時間は店舗のオペレーションに合っている?

実際の営業時間を想定して、

注文が集中しても提供できるか

を確認します。

6.1杯あたりの目標原価はいくら?

商品価格だけではなく、実際に一杯を作ったときの茶葉原価を計算します。

7.スタッフが変わっても同じ味を出せる?

最後は非常に重要です。

誰が淹れても一定の品質を保ちやすい抽出方法を決めておきましょう。

この7項目を整理してから紅茶を探すと、

「何となくおいしい紅茶」ではなく、「自分のお店に合う紅茶」

を選びやすくなります。


飲食店のスイーツに合わせる紅茶選びもご相談ください

BlenteaLab.では、スリランカ・キャンディ産のセイロンティーを中心に、用途に合わせた紅茶を取り扱っています。

PEKOEのようなリーフティーだけではなく、BOPやD(Dust)などの茶葉サイズ、ティーバッグなど、使い方に応じた選択肢があります。

そのため、

「ケーキセット用の紅茶を探している」

「今使っている紅茶を見直したい」

「リーフとティーバッグのどちらがいいか分からない」

「ホットとアイスで同じ茶葉を使いたい」

「スタッフによる味の差を減らしたい」

といった場合には、

最初から商品を決めるのではなく、店舗でどのように使いたいのかを整理してから紅茶を選ぶ

ことをおすすめします。

紅茶工場だからこそ、

「どの茶葉が一番高級か?」

ではなく、

「そのお店には、どの紅茶が使いやすいか?」

という視点で考えることができます。


まとめ|紅茶が一歩引くことで、スイーツが一歩前に出る

飲食店のスイーツに合う紅茶を選ぶとき、

「どこの産地が一番いいのか?」

「どのブランドが有名なのか?」

だけで考える必要はありません。

大切なのは、

  • スイーツの香りを邪魔しないか
  • 渋みが強すぎないか
  • スイーツに対してコクが強すぎないか
  • 少し冷めても飲みやすいか
  • 実際の店舗オペレーションで扱いやすいか
  • スタッフが変わっても味を再現しやすいか
  • 1杯あたりの原価が店舗に合っているか

といった点です。

そしてスイーツ用の紅茶を試飲するときには、

紅茶だけで評価しないこと。

実際にお店で提供するケーキや焼き菓子と一緒に飲んでみてください。

ケーキを食べる。

紅茶を飲む。

そして、もう一度ケーキを食べる。

そのとき、

「紅茶を飲んだあと、次の一口のスイーツがおいしいか?」

を考えてみてください。

紅茶が強く主張することだけが、良いペアリングではありません。

スイーツの甘さや香り、余韻を受け止め、次の一口へつないでくれる。

そんな紅茶も、飲食店にとって非常に使いやすい紅茶です。

紅茶が一歩引くことで、スイーツが一歩前に出る。

BlenteaLab.では、そんな視点も大切にしながら、飲食店のメニューや提供方法に合った紅茶選びをお手伝いしています。

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この記事の監修

BlenteaLab.(VALUE SALES JAPAN株式会社)

スリランカのグループ会社(工場・茶園運営:VALUE PLANTATION Co.Ltd,)から高品質な茶葉を直接輸入・卸販売する紅茶専門店。
農園での栽培・製茶から日本国内での販売まで一貫して携わる「現場の知識」をベースに、紅茶やハーブの正しく美味しい楽しみ方を発信しています。