捨てるのはもったいない!使用後の紅茶の茶葉(茶殻)を再利用する方法を紅茶工場が解説

捨てるのはもったいない!使用後の紅茶の茶葉(茶殻)を再利用する方法を紅茶工場が解説

「紅茶を淹れたあとの茶葉、そのまま捨てるのはもったいない気がする……」

「飲み終わったティーバッグを何かに再利用できませんか?」

BlenteaLab.では紅茶を扱っていることもあり、このような使用後の茶葉についてご質問をいただくことがあります。

毎日紅茶を飲んでいる方ほど、意外とたくさん出るのが、紅茶を抽出したあとの茶葉です。

お茶を淹れたあとに残った茶葉は、一般的に**「茶殻(ちゃがら)」**と呼ばれます。

いつもはそのままゴミ箱へ捨てているかもしれませんが、実は茶殻には、

  • 消臭
  • ちょっとした掃除
  • コンポスト

など、飲み終わったあとにも活用できる方法があります。

特に消臭については、紅茶を含む使用済み茶葉を対象にした研究もあり、アンモニアなど一部の臭気成分に対する吸収が確認されています。

一方、インターネットで茶殻の再利用方法を調べてみると、

「目の上にティーバッグを乗せる」

「お風呂に入れる」

「植物の土にそのまま混ぜる」

「使用済みの茶葉を料理に使う」

など、衛生面や使い方に注意したい方法も見つかります。

「捨てるのがもったいない」からといって、何にでも再利用すればよいわけではありません。

そこで今回は、使用後の紅茶の茶葉をどのように再利用できるのか、比較的取り入れやすい活用方法から、注意したい使い方まで紅茶工場が詳しく解説します。


目次

「出がらし」と「茶殻」は何が違う?

まずは、この記事で使用する「茶殻」について簡単に説明しておきましょう。

茶殻とは、お茶を淹れたあとに残った茶葉のこと

「茶殻(ちゃがら)」とは、お茶を淹れたあとに残った茶葉のことです。

「出がらし」という言葉もよく使われますが、一般的には一度または複数回抽出したあとの茶葉を指して使われています。

この記事では、紅茶を抽出したあとに残った茶葉を主に「茶殻」と呼んで解説していきます。

ティーバッグの中に残っている茶葉も茶殻

茶殻というと、ティーポットに残ったリーフティーを想像するかもしれません。

しかし、ティーバッグで紅茶を淹れた場合も、中に入っているのは紅茶の茶葉です。

抽出後のティーバッグの中にも茶殻が残っています。

むしろティーバッグは茶葉が袋の中に入っているため、用途によってはリーフティーより再利用しやすい場合もあります。

一度抽出しても茶葉そのものがなくなるわけではない

紅茶を抽出すると、茶葉に含まれている水溶性成分の一部がお湯へ移ります。

しかし、一杯の紅茶を淹れたからといって、茶葉そのものがなくなるわけではありません。

植物由来の固形物としての茶葉は残っています。

ただし、

「一度淹れただけなら、使用前と同じ成分がそのまま残っている」

という意味ではありません。

抽出前と抽出後では茶葉の状態が異なるため、飲用以外の用途へ再利用するときも「使用済みの茶葉」として考えることが大切です。

二煎目・三煎目としてもう一度紅茶を抽出できるのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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使用後の紅茶の茶葉を再利用する前に知っておきたいこと

茶殻の活用方法を紹介する前に、必ず知っておいてほしいことがあります。

それは、

使用後の茶葉は、乾燥した茶葉とは状態がまったく違う

ということです。

使用後の茶殻は水分を多く含んでいる

購入した紅茶の茶葉は乾燥しています。

しかし、紅茶を淹れたあとの茶殻には水分が含まれています。

そのため、購入時の乾燥茶葉と同じ感覚で保存することはできません。

特に、

「今日は使わないから、濡れたまま置いておいて明日再利用しよう」

という使い方はおすすめできません。

再利用するなら「すぐ使う」か「十分に乾燥させる」

茶殻を再利用する場合は、用途に応じて、

抽出後すぐに使用する

または、

水分を切って十分に乾燥させてから使用する

という考え方が基本になります。

特に消臭剤など、しばらく置いて使用するものは水分が残った状態ではなく、十分に乾燥させてから使いましょう。

カビや異臭など異常がある茶殻は使わない

「せっかく取っておいたから」

と、状態の悪くなった茶殻まで無理に使う必要はありません。

カビが見える、普段とは違う臭いがする、状態がおかしいと感じる場合は再利用せず処分してください。

茶葉そのものの保存方法について知りたい方はこちらも参考にしてください。

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おすすめ① 茶殻を消臭に再利用する

茶殻の再利用方法として、まず試しやすいのが消臭用途です。

使用済み茶葉の消臭については実際に研究されている

茶殻の消臭は単なる昔ながらの知恵だけではなく、実際に研究された例があります。

2004年に発表された研究では、

  • 煎茶
  • ほうじ茶
  • ウーロン茶
  • 紅茶

および、それぞれの使用済み茶葉について、複数の臭気成分に対する吸収能力が調べられました。

その結果、アンモニアに対して高い吸収が確認されています。

一方、トルエンの吸収は少量で、硫化水素やメチルメルカプタンについてはわずかだったと報告されています。

つまり、

「茶殻なら、どんな臭いでも強力に消してくれる」

というわけではありません。

また、この研究では茶葉に含まれるカテキン濃度と吸収能力との間に相関が確認されていません。

そのため、

「茶殻はカテキンが残っているから消臭できる」

と一つの成分だけで説明するのも適切ではありません。

それでも、使用済みの紅茶葉に消臭用途として活用できる可能性があることは、茶殻を再利用するうえで興味深いポイントです。

冷蔵庫や靴箱の消臭に

消臭用途で使用する場合は、茶殻を十分に乾燥させます。

乾燥させた茶殻を、

  • お茶パック
  • ガーゼ
  • 通気性のよい布袋
  • ポプリ用の袋

などに入れれば、冷蔵庫や靴箱などに置きやすくなります。

袋に入れておけば茶葉が散らばりにくく、交換するときにも扱いやすくなります。

見た目にもこだわりたい方なら、通気性のあるポプリ袋を使うのもよいでしょう。

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生ゴミ周辺の臭い対策にも

茶殻を生ゴミ周辺の臭い対策として活用する方法もあります。

ただし、濡れた茶殻をゴミ箱の中へ大量に入れて長時間放置すると、水分そのものが衛生面で問題になることがあります。

使用するのであれば、しっかり水分を切る、乾燥させてから使うなど、茶殻自体を不衛生な状態にしないことが大切です。

あくまで、

「茶殻を使えば生ゴミの臭いが完全になくなる」

というものではなく、補助的な活用方法として考えましょう。

ティーバッグなら消臭剤として扱いやすい

ティーバッグの場合は、もともと茶葉が袋に入っているため扱いやすいというメリットがあります。

ただし、

飲み終わった濡れたティーバッグを、そのまま靴箱へ入れる

といった使い方は避けましょう。

再利用するのであれば、十分に乾燥させてから使用してください。


おすすめ② 茶殻をちょっとした掃除に再利用する

飲み終わった茶殻を、捨てる前にちょっとした掃除へ利用する方法もあります。

フライパンなどに残った油を拭き取る

料理をしたあとのフライパンには、油が残っていることがあります。

そんなとき、捨てる予定の茶殻を使って残った油を絡め取るように拭き、そのあと通常どおり洗うという使い方ができます。

ここで注意したいのが、

「紅茶のタンニンが油を分解するから洗剤が不要になる」

と考えないことです。

茶殻そのものを、捨てる前の簡易的な拭き取り材として活用するイメージです。

使用後は茶殻を取り除き、フライパンや食器の材質に合った通常のお手入れをしてください。

シンク周りなどの簡単な掃除に

茶殻を布やキッチンペーパーなどと組み合わせ、ちょっとした汚れを拭き取る用途に使う方法もあります。

メリットは、

「紅茶を飲む → 茶殻を掃除に使う → 捨てる」

と、廃棄する前にもう一度使えることです。

ただし、紅茶には色があります。

白い素材や色移りしやすい場所で使用する場合は注意しましょう。

木製家具やフローリングへの使用は慎重に

「紅茶で木製家具を磨くとツヤが出る」

と紹介されることがありますが、すべての木製家具や床に適しているとは限りません。

無垢材、白木、塗装された家具、ワックス加工された床など、木製品にもさまざまな種類があります。

紅茶による色移りやシミ、表面仕上げへの影響も考えられるため、

家具・床材メーカーが指定しているお手入れ方法を優先してください。


おすすめ③ 茶殻をコンポストに再利用する

家庭菜園やガーデニングをしている方なら、茶殻をコンポストの材料の一つとして利用する方法があります。

コンポストとは、生ごみや落ち葉などの有機物を微生物の働きで分解し、堆肥として活用する仕組みのことです。

茶殻は植物由来の有機物

紅茶の茶葉は、チャノキ(Camellia sinensis)の葉から作られています。

つまり、抽出後の茶殻も植物由来の有機物です。

使用済みの茶葉を堆肥化して活用する研究も行われており、家庭から出る茶葉廃棄物を一定期間堆肥化したものを植物栽培へ利用した研究もあります。

そのため、

「飲み終わった茶葉をゴミとして捨てるのではなく、有機物として循環させる」

という意味で、コンポストは茶殻と相性のよい再利用方法の一つです。

「茶殻=そのまま肥料」ではない

ここで注意したいのが、

「植物の葉だから、鉢植えの土に入れればそのまま肥料になる」

と考えないことです。

茶殻を堆肥の材料として利用することと、抽出直後の濡れた茶殻を鉢植えの表面へ大量に置くことは同じではありません。

使用済み茶葉そのもの、茶葉から作った堆肥、茶葉由来のバイオ炭などを比較した研究もあり、加工・処理方法によって植物への影響が異なることが示されています。

そのため、園芸で利用するのであれば、

茶殻をコンポストの材料の一つとして適切に堆肥化する

という使い方が分かりやすいでしょう。

家庭用コンポストを使っている人なら取り入れやすい

すでに家庭で、

  • 野菜くず
  • 果物の皮
  • 落ち葉

などをコンポストに入れているのであれば、茶殻も植物性の材料の一つとして活用を検討できます。

ただし、コンポストには水分量や材料のバランスも関係します。

濡れた茶殻を一度に大量投入するのではなく、使用しているコンポスト製品や自治体などの案内に従って利用してください。

これから家庭用コンポストを始めてみたい方は、専用容器を使うと管理しやすくなります。

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茶殻を消臭などに使うなら、どうやって乾燥させる?

消臭剤などとして茶殻を再利用するときに重要になるのが乾燥です。

まずはできるだけ水分を切る

抽出直後の茶殻には多くの水分が含まれています。

まずは茶こしなどで水分を切りましょう。

ティーバッグの場合も、無理に破らず、水分を切ってから乾燥させます。

茶葉を薄く広げて乾燥させる

リーフティーの場合は、茶葉同士が重なったままにならないよう、できるだけ薄く広げます。

表面だけ乾いていても、茶葉が重なっている部分に水分が残っていることがあります。

風通しのよい場所などで状態を確認しながら、十分に乾燥させましょう。

電子レンジで乾燥させる場合は短時間ずつ

電子レンジを利用して水分を飛ばす方法もあります。

その場合は耐熱皿に茶殻を薄く広げ、短時間ずつ加熱しながら状態を確認してください。

茶葉の量や電子レンジの出力によって必要な時間は変わるため、

「500Wなら必ず○分」

とは一律に決められません。

加熱しすぎれば焦げたり、発煙したりする可能性もあります。

電子レンジから離れず、少しずつ様子を見ながら乾燥させましょう。

長期間保存するために乾燥させるわけではない

ここも重要です。

茶殻を乾燥させる目的は、

「飲み終わった茶葉を何週間・何か月も保存しておくため」

ではありません。

消臭剤など、乾いた状態で使いたい用途へ再利用するための処理と考えましょう。


これはおすすめ?茶殻の「ちょっと意外な再利用」を紅茶工場が検証

インターネットで「紅茶 茶殻 再利用」と検索すると、さまざまな活用方法が紹介されています。

中には面白いアイデアもありますが、BlenteaLab.として積極的にはおすすめしにくいものもあります。

紅茶風呂・入浴剤にする

使用済みのティーバッグや茶殻を湯船へ入れる方法が紹介されることがあります。

しかし、抽出後の茶葉はすでに水分を含んでおり、保存状態によって衛生状態が変化します。

また、

  • 肌質による刺激
  • 浴槽への色移り
  • 給湯・循環設備への影響

なども考える必要があります。

「紅茶のタンニンで肌が引き締まる」

「茶殻を入れると保湿できる」

などの美容効果を目的に、使用済み茶葉を積極的に入浴剤として利用することはおすすめしません。

使用済みティーバッグを目の上に乗せる

海外を含め、使用後のティーバッグを目元へ乗せる美容法が紹介されることがあります。

しかし、目の周囲は非常にデリケートです。

一度抽出して濡れたティーバッグを再利用することを考えると、美容目的で積極的におすすめする必要はないでしょう。

目元を温めたいのであれば、清潔なホットアイマスクなど、その用途を想定した製品を利用するほうが管理しやすいでしょう。

茶殻を顔や肌へ直接こすりつける

こちらもおすすめしません。

「植物由来」「天然素材」という言葉は、

「誰の肌にも刺激がない」

という意味ではありません。

使用済み茶葉の衛生状態や摩擦による刺激などを考えると、スキンケア目的で茶殻を直接肌へこすりつける必要はないでしょう。

茶殻を料理やお菓子に使う

紅茶を料理やお菓子の材料として使うこと自体は珍しくありません。

実際に紅茶の茶葉を練り込んだクッキー、パウンドケーキ、シフォンケーキなど、さまざまなお菓子があります。

ただし、

未使用の茶葉を製菓原料として使用すること

と、

飲用として一度抽出した濡れた茶殻を保存し、あとから食品へ再利用すること

は分けて考えたほうがよいでしょう。

紅茶のお菓子を作りたいのであれば、衛生的に保管されている未使用の茶葉を製菓材料として使用する方法がおすすめです。

製菓に向いている茶葉についてはこちらで詳しく解説しています。

▶︎ 紅茶のお菓子作りにおすすめの茶葉は?香りと味を引き出す選び方を紅茶工場が解説

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紅茶の茶殻を再利用するときの注意点

せっかく茶殻を再利用するのであれば、衛生的に気持ちよく使いたいものです。

最後に、特に注意したいポイントを整理します。

濡れたまま長時間保存しない

抽出後の茶葉は水分を含んでいます。

再利用するのであれば、

すぐ使うか、用途に応じて十分に乾燥させる

ことを基本にしましょう。

カビ・異臭・ぬめりなどがあれば使わない

少しでも状態がおかしいと感じたら再利用せず処分してください。

「再利用すること」よりも衛生面を優先しましょう。

消臭剤として永久に使えるわけではない

乾燥させた茶殻を消臭剤として使う場合も、永久に使用できるわけではありません。

湿気を含んだり、臭いや見た目に変化が出たりした場合は交換してください。

白いもの・色移りしやすい素材には注意する

紅茶には赤褐色の色があります。

白い布、白木、淡い色の素材などへ茶殻や紅茶液を使用すると、色が付く可能性があります。

掃除などに使用する場合は、目立たない場所で確認してから使いましょう。

アールグレイなど香り付きの紅茶にも注意

紅茶には、茶葉本来の香りを楽しむものだけでなく、ベルガモットなどの香りを加えたフレーバーティーもあります。

そのため、消臭目的で茶殻を使う場合、

使用した紅茶そのものの香りが周囲に残る可能性

も考えておきましょう。

特に香りの強いフレーバーティーの場合は、無香料の紅茶とまったく同じ使い方になるとは限りません。

アールグレイの香りについて詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。

▶︎ アールグレイとは?香りの正体とセイロンティーとの関係を紅茶工場が解説

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リーフティーとティーバッグ、再利用しやすいのはどっち?

紅茶には大きく分けて、茶葉をそのまま抽出するリーフティーと、袋に茶葉が入ったティーバッグがあります。

再利用する場合にも、それぞれ特徴があります。

リーフティーは量を確保しやすい

リーフティーの場合、ティーポットで数杯分をまとめて抽出すると、それなりの量の茶殻が出ます。

そのため、

  • 掃除
  • コンポスト
  • 乾燥させて消臭

など、ある程度の茶葉量が必要な用途には使いやすいでしょう。

一方、茶葉がそのままの状態なので、消臭剤として使用するときはポプリ袋やお茶パックなどへ入れたほうが扱いやすくなります。

ティーバッグは袋に入っているので扱いやすい

ティーバッグは、茶葉が最初から袋の中に入っています。

そのため乾燥させたあと、その形状を生かして使用できる場合があります。

ただし、ティーバッグの袋にはさまざまな素材があります。

コンポストに利用する場合などは、

ティーバッグごと入れられるとは限りません。

使用しているティーバッグの素材を確認し、必要に応じて中の茶葉だけを取り出しましょう。

どちらも重要なのは「使用後の管理」

リーフティーだから再利用しやすい、ティーバッグだから再利用できない、ということではありません。

大切なのは、

抽出したあと、どのように管理するか

です。

茶葉とティーバッグそれぞれの特徴については、飲食店向けの記事でも詳しく比較しています。

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飲食店・カフェなら茶殻を再利用できる?

家庭だけでなく、カフェやレストランでもリーフティーを提供すれば茶殻が発生します。

提供数が多い店舗ほど、一日に出る茶殻の量も増えていきます。

店舗では家庭以上に茶殻が出ることがある

家庭では一日に数杯でも、飲食店では何十杯、場合によってはそれ以上の紅茶を提供することがあります。

一杯では少量でも、毎日積み重なればかなりの量になります。

そのため、

「この茶殻を何かに使えないだろうか」

と考えるのは自然なことです。

店舗では「もったいない」より衛生管理を優先する

ただし、飲食店の場合は家庭以上に衛生管理が重要です。

「捨てるのがもったいないから」と、使用済みの茶葉を食品用途へ安易に戻すことはおすすめしません。

再利用する場合でも、

お客様へ提供する食品の安全性や店舗の衛生管理を最優先

に考えましょう。

大量に出るなら資源循環という考え方も

大量の茶殻が継続的に出る店舗なら、一つずつ消臭剤を作るより、

  • コンポスト
  • 生ごみリサイクル
  • 地域の堆肥化サービス

など、廃棄物を資源として循環させる方法を検討するのも一つの考え方です。

「茶殻を再利用する」というのは、必ずしも自分の店舗の中でもう一度使うことだけではありません。

捨てるはずだったものを別の資源へ変えることも、茶殻の立派な活用方法です。


よくある質問

使用後の紅茶の茶葉は何に使えますか?

家庭で比較的取り入れやすいのは、

  • 消臭
  • ちょっとした掃除
  • コンポストの材料

などです。

用途によって、抽出後すぐ使用するのか、十分に乾燥させてから使用するのかを使い分けましょう。

紅茶の茶殻には消臭効果がありますか?

紅茶を含む使用済み茶葉について臭気成分への吸収能力を調べた研究があり、アンモニアに対する吸収が確認されています。

ただし、すべての臭いに対して同じような効果が確認されているわけではありません。

「茶殻を置けばどんな臭いでも消える」と考えず、補助的な消臭方法として利用するとよいでしょう。

使用済みのティーバッグも再利用できますか?

用途によって再利用できます。

消臭などに利用する場合は、濡れたまま放置せず十分に乾燥させてください。

コンポストに利用する場合は、ティーバッグの素材を確認し、必要に応じて中の茶葉だけを使用します。

茶殻はそのまま植物の肥料になりますか?

茶殻を、

「鉢植えに入れるだけで、すぐ肥料になるもの」

と考えるのはおすすめしません。

園芸に利用したい場合は、コンポストの材料として適切に堆肥化してから利用する方法が分かりやすいでしょう。

茶殻は食べられますか?

紅茶の茶葉そのものを食品原料として利用することと、抽出後の濡れた茶殻を保存して食用へ再利用することは分けて考える必要があります。

お菓子や料理へ紅茶を使いたい場合は、適切に保管された未使用の茶葉を使用する方法をおすすめします。

茶殻はどのくらい保存できますか?

使用後の濡れた茶葉について、

「冷蔵庫に入れておけば○日間再利用できる」

という使い方を前提にすることはおすすめしません。

再利用するのであれば抽出後すぐに使用するか、消臭など乾燥状態で使用する用途なら十分に乾燥させてください。

茶殻は電子レンジで乾燥できますか?

電子レンジを使って水分を飛ばす方法はあります。

耐熱皿に薄く広げ、短時間ずつ状態を確認しながら加熱してください。

加熱しすぎると焦げや発煙につながる可能性があるため、電子レンジから離れず様子を確認しましょう。


まとめ|紅茶は飲んで終わりではない。茶殻にも使い道がある

紅茶を飲んだあとに残る茶殻(ちゃがら)。

いつもはそのまま捨てているものですが、使い方を知っていればもう一度活用することができます。

家庭で比較的取り入れやすい方法は、

① 乾燥させて消臭に使う
② 捨てる前にちょっとした掃除へ使う
③ コンポストの材料として活用する

といった方法です。

特に消臭については、紅茶を含む使用済み茶葉を調べた研究でも、アンモニアなど一部の臭気成分に対する吸収が確認されています。

一方、

「天然素材だから何に使っても安全」

というわけではありません。

  • 使用済みティーバッグを目元へ乗せる
  • 茶殻を肌へ直接こすりつける
  • 濡れた茶殻を長期間保存する
  • 使用後の茶葉を保存して食品へ再利用する
  • 鉢植えへ濡れた茶殻を大量に入れる

といった使い方は慎重に考えたほうがよいでしょう。

そして、茶殻を再利用するときに忘れてはいけないのが衛生面です。

飲み終わった茶葉には水分があります。

そのため、

すぐ使う
または
用途に応じて十分に乾燥させる

ことを基本にしてください。

紅茶は、飲んだら必ず茶殻が残ります。

一杯ではわずかな量でも、毎日紅茶を飲んでいれば一年間ではかなりの量になります。

だからこそ、

「紅茶を飲む → 茶殻をもう一度活用する → 最後に処分する」

という小さな習慣を取り入れてみるのも面白いのではないでしょうか。

ただし、再利用すること自体が目的になってはいけません。

「捨てるのはもったいない」からと無理に再利用するのではなく、衛生状態と用途を考えながら、安全にもう一度役立てる。

それが、使用後の紅茶の茶葉とうまく付き合う方法だとBlenteaLab.では考えています。


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この記事の監修

BlenteaLab.(VALUE SALES JAPAN株式会社)

スリランカのグループ会社(工場・茶園運営:VALUE PLANTATION Co.Ltd,)から高品質な茶葉を直接輸入・卸販売する紅茶専門店。
農園での栽培・製茶から日本国内での販売まで一貫して携わる「現場の知識」をベースに、紅茶やハーブの正しく美味しい楽しみ方を発信しています。