紅茶を飲むと眠くなることがある?カフェイン入りなのに眠気を感じる理由を紅茶工場が解説

紅茶を飲むと眠くなることがある?カフェイン入りなのに眠気を感じる理由を紅茶工場が解説

「紅茶にはカフェインが入っているのに、飲むと逆に眠くなることがあります」

「仕事中に眠気覚ましのつもりで紅茶を飲んだのに、あまり眠気が変わりませんでした」

紅茶について、このような疑問を持つ方もいらっしゃいます。

コーヒーほどではないにしても、一般的な紅茶にはカフェインが含まれています。

カフェインといえば「眠気を覚ます」「頭をすっきりさせる」といったイメージを持っている方も多いでしょう。

それなのに、

「紅茶を飲むとなぜか眠くなる」

と感じるのは、少し不思議ですよね。

結論からいうと、紅茶を飲んだあとに眠気を感じること自体は不思議ではありません。

ただし、

「紅茶には人を眠くさせる作用がある」

と単純に考えるのは適切ではありません。

もともとの睡眠不足や疲労、カフェインが作用するまでの時間、カフェインへの反応の個人差、日常的な摂取による慣れなど、さまざまな要因が関係している可能性があります。

さらに紅茶には、カフェインだけでなくテアニンなどの成分も含まれています。

今回は、

「カフェインが入っているのに、なぜ紅茶を飲んでも眠いことがあるの?」

という疑問について、紅茶工場ができるだけ分かりやすく解説します。


目次

結論|カフェイン入りの紅茶を飲んでも眠くなることはある

まず、今回の記事で最も重要なところからお話ししましょう。

紅茶を飲んだあとに眠く感じたとしても、

「紅茶が眠気を引き起こした」とは限りません。

カフェインを飲めば必ず眠気がなくなるわけではない

カフェインには覚醒作用があります。

しかし、

カフェインを摂取する=それまでの眠気が完全になくなる

という仕組みではありません。

例えば、前日の睡眠時間が短く、すでに強い眠気を感じている状態を想像してみてください。

そこで紅茶を一杯飲んだとしても、睡眠不足そのものがなくなるわけではありません。

つまり、

カフェインは「睡眠の代わり」ではない

ということです。

結局、なぜ紅茶を飲んで眠く感じる人がいるの?

ここが一番気になるところだと思います。

大きく考えると、

  • もともとの眠気や睡眠不足が強い
  • カフェインがまだ十分に作用していない
  • カフェインの感じ方に個人差がある
  • 日常的な摂取によってカフェインの作用を感じにくくなっている
  • 仕事などを中断して休憩したことで、それまで意識していなかった眠気に気づく

といった理由が考えられます。

つまり、

「紅茶を飲んだから眠くなった」のではなく、紅茶に含まれるカフェインだけでは、もともとあった眠気を十分に抑えられていない

というケースも考えられるのです。

また、「紅茶にはテアニンが入っているから眠くなるのでは?」と思う方もいるでしょう。

これについては後ほど詳しく解説しますが、

「テアニンのリラックス作用がカフェインに勝ったから眠くなる」

と単純に説明できるものではありません。

紅茶そのものが睡眠薬のように眠気を起こすわけではない

もう一つ注意したいのが、

「私は紅茶を飲むと眠くなる」
↓
「紅茶には眠くなる作用がある」
↓
「寝る前に紅茶を飲めば眠れる」

と考えてしまうことです。

通常の紅茶にはカフェインが含まれています。

本人が「普通に眠れた」と感じていても、摂取する時間や量、カフェインへの感受性などによっては睡眠に影響する可能性があります。

夜の紅茶と睡眠については、こちらの記事で詳しく解説しています。

▶︎ 寝る前に紅茶を飲んでも大丈夫?カフェインと睡眠への影響を紅茶工場が解説

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そもそもカフェインはなぜ眠気を感じにくくするの?

「カフェイン=眠気覚まし」

ということは知っていても、なぜ眠気を感じにくくなるのかまでは知らない方も多いかもしれません。

ポイントになるのがアデノシンです。

眠気に関係する「アデノシン」

人はずっと起き続けていることはできません。

起きている時間が長くなるにつれて、次第に眠気が強くなっていきます。

この睡眠圧に関係している物質の一つがアデノシンです。

非常に簡単にいえば、

起きている時間が長くなるほど眠くなっていく仕組みに関係する物質

と考えると分かりやすいでしょう。

カフェインはアデノシン受容体へ作用する

カフェインは、脳にあるアデノシン受容体に作用します。

アデノシンの働きを妨げることで、眠気を感じにくくする方向へ働くのです。

ここで重要なのは、

カフェインが身体の疲労や睡眠不足そのものを消しているわけではない

ということです。

「眠気を感じにくくする」ことと「睡眠が必要なくなる」ことはまったく違います。

紅茶にもカフェインは含まれている

カフェインというとコーヒーのイメージが強いかもしれませんが、紅茶にも含まれています。

ただし、実際の一杯に含まれる量は、

  • 使用する茶葉量
  • 湯量
  • 抽出時間
  • 茶葉の状態
  • 抽出条件

などによって変わります。

そのため、

「紅茶なら必ず一杯○mg」

と単純に固定して考えないほうがよいでしょう。

カフェインのメリット・デメリットについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

▶︎ カフェインって身体に良い?悪いの?メリット・デメリットと上手な付き合い方を紅茶工場が解説

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理由① カフェインは飲んだ瞬間に最大限作用するわけではない

紅茶を飲んだあと、

「まだ眠いから、私はカフェインが効かない体質なんだ」

と思ったことはありませんか?

しかし、カフェインは飲んだ瞬間に最大限作用するわけではありません。

カフェインは摂取後に吸収されていく

紅茶を飲むと、含まれているカフェインは消化管から吸収されていきます。

つまり、

紅茶を一口飲む
↓
その瞬間に眠気が消える

というON・OFFのスイッチのようなものではありません。

吸収や血中濃度の変化には時間があります。

「紅茶を飲んですぐ眠い」だけではカフェインが効かないとは言えない

例えば、かなり眠い状態で紅茶を飲み、その5分後にもまだ眠かったとします。

それだけで、

「紅茶のカフェインは自分には効かない」

とは判断できません。

もともとの眠気が強ければ、紅茶を飲んだ直後に眠気がなくならなくても不思議ではありません。

眠気覚ましとしてカフェインを利用するときも、

飲んだ瞬間に眠気を消してくれるものではない

と覚えておきましょう。


理由② そもそもの睡眠不足や疲労が強い

「紅茶を飲んでも眠い」という場合、紅茶の成分を考える前に確認しておきたいことがあります。

それが、

そもそも十分に眠れているか?

ということです。

カフェインを飲んでも睡眠不足はなくならない

前日に十分な睡眠を取れていない。

何日も睡眠不足が続いている。

朝から長時間仕事をしている。

こうした状態では、もともとの眠気がかなり強くなっている可能性があります。

そこで紅茶を飲んだとしても、

不足している睡眠時間が帳消しになるわけではありません。

カフェインによって一時的に眠気を感じにくくなることはあっても、身体が必要としている睡眠そのものを置き換えることはできないのです。

休憩したことで眠気に気づくこともある

もう一つ考えられるのが、

紅茶を飲むために休憩したタイミングで、それまで意識していなかった眠気に気づいた

というケースです。

忙しく仕事をしているときには、目の前の作業に集中しています。

そこから、

仕事の手を止める
↓
椅子に座る
↓
紅茶を淹れる
↓
ゆっくり飲む

といった時間ができると、

「思っていたより疲れていたな」

「急に眠くなってきたな」

と感じることもあるでしょう。

これは、

「紅茶が眠気を作り出した」

とは限りません。

休憩したことで、それまで表面化していなかった疲労感や眠気を自覚した可能性も考えられます。


理由③ カフェインの効き方には個人差がある

同じ紅茶を同じ量飲んでも、全員が同じように感じるわけではありません。

「夜に飲んでも平気な人」と「午後でも気になる人」がいる

周りの人と話していると、

「夜にコーヒーを飲んでも普通に眠れる」

という方もいれば、

「午後に紅茶やコーヒーを飲むと夜の睡眠が気になる」

という方もいるでしょう。

カフェインへの反応には個人差があります。

カフェインの代謝速度にも個人差がある

摂取したカフェインは主に肝臓で代謝されます。

その速さには遺伝的な要因を含めて個人差があり、さらに年齢や妊娠、一部の薬、喫煙などさまざまな要素が関係します。

そのため、

「友人は平気だから自分も平気」
「自分は平気だから誰でも平気」

とは考えないほうがよいでしょう。

自分がどう感じるかを確認することも大切

紅茶を飲んだあとの感覚には個人差があるため、

  • 何時ごろ飲んだか
  • どのくらい飲んだか
  • その日は何時間眠っていたか
  • 飲んだあと眠気がどう変わったか
  • その日の夜は眠れたか

などを意識してみると、自分とカフェインとの付き合い方が分かりやすくなります。


理由④ 毎日カフェインを摂っていると「慣れ」が生じることがある

毎日のように紅茶やコーヒーを飲んでいる方の場合、もう一つ考えたいのがカフェインへの慣れです。

習慣的なカフェイン摂取で作用の一部に耐性が生じることがある

カフェインを習慣的に摂取していると、急性の作用の一部に耐性が生じることがあります。

そのため、

以前は紅茶を飲むと頭がすっきりした気がした
↓
毎日飲むようになった
↓
最近はそれほど変化を感じない

ということも考えられます。

「眠くなる」のではなく「眠気を抑えきれていない」のかもしれない

ここは、今回の記事でぜひ覚えていただきたいポイントです。

紅茶を飲んだあとに眠く感じると、

「紅茶を飲んだから眠くなった」

と考えたくなります。

しかし実際には、

紅茶を飲んだから眠くなったのではなく、紅茶に含まれるカフェインだけでは、もともとの眠気を十分に抑えられていない

可能性もあります。

普段からコーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどをよく摂取している方は、紅茶一杯だけを見ず、一日全体のカフェイン摂取量を考えることも大切です。


理由⑤ 紅茶に含まれる「テアニン」は関係している?

紅茶と眠気について調べると、

「紅茶にはテアニンが入っているから眠くなる」

という説明を目にすることがあります。

本当にそうなのでしょうか?

テアニンは茶に含まれるアミノ酸の一種

テアニンは、チャノキ(Camellia sinensis)に含まれるアミノ酸の一種です。

紅茶だけでなく、緑茶などにも含まれています。

テアニンについては、ストレス、気分、注意・認知機能、睡眠などとの関係を調べる研究が行われています。

「テアニンがカフェインに勝つから眠くなる」とは言えない

ここは少し注意が必要です。

「カフェインには覚醒作用がある」

「テアニンにはリラックスに関する研究がある」

という二つの情報を組み合わせて、

カフェイン vs テアニン
↓
テアニンが勝つ
↓
眠くなる

と説明すると、とても分かりやすく見えます。

しかし、人の身体はそれほど単純ではありません。

実際には、L-テアニンとカフェインを組み合わせた研究では、注意や認知パフォーマンスなどへの影響も調べられています。

そのため、

テアニンを単純に「人を眠くさせる成分」と考えるのは適切ではありません。

リラックスと眠気は同じではない

「リラックスする」

という言葉と、

「眠くなる」

という言葉も分けて考えましょう。

落ち着いた気分になることと、強い眠気が発生することは同じ現象ではありません。

もちろん、紅茶を飲みながら休憩しているときに「ほっとする」と感じ、そのタイミングで眠気を意識する人はいるでしょう。

しかし、

「テアニンが副交感神経を優位にして、カフェインより強く作用したから眠くなった」

と一つのメカニズムで説明するのは避けたほうがよいでしょう。

紅茶の香りやテアニンとリラックスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

▶︎ 紅茶を飲むとリラックスできる?香りとテアニンの関係を紅茶工場が解説

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温かい紅茶を飲むと体温が変化して眠くなる?

もう一つよく見かけるのが、

「温かい紅茶を飲むと体温が上がり、その後に下がるから眠くなる」

という説明です。

これも少し整理して考える必要があります。

睡眠と深部体温には関係がある

私たちの睡眠と体温のリズムには関係があります。

通常、睡眠に向かう時間帯には末梢からの放熱などを伴いながら、深部体温が低下していく生理的な変化があります。

そのため、体温と睡眠に関係があること自体は間違いではありません。

「ホットティーを飲めば睡眠スイッチが入る」とは言えない

一方で、

温かい紅茶を飲む
↓
胃腸が温まる
↓
深部体温が急上昇する
↓
その後急低下する
↓
睡眠スイッチが入る

という単純な仕組みとして説明するのは適切ではありません。

特に一般的な紅茶にはカフェインも含まれています。

そのため、

「ホットティーを飲めば眠くなる」
「温かい紅茶は睡眠に良い」

と一律には言えません。

温かい紅茶を「心地よい」と感じることとは分けて考える

一方で、

温かいカップを持つ。

湯気を見る。

紅茶の香りを楽しむ。

ゆっくり座って飲む。

こうした時間を心地よいと感じる方はいるでしょう。

それと、

「紅茶によって深部体温が変化して眠気が発生した」

という生理学的な因果関係は分けて考える必要があります。

紅茶を飲みながらゆっくり過ごす楽しみ方についてはこちらの記事でも紹介しています。

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甘いミルクティーを飲むと眠くなるのは血糖値のせい?

砂糖やはちみつをたっぷり入れた紅茶や、甘いミルクティーを飲んだあとに眠気を感じる方もいるかもしれません。

そこで、

「血糖値が急上昇して、そのあと急降下したから眠くなったのでは?」

と思う方もいるでしょう。

砂糖やはちみつを加えれば糖質量は増える

当然ですが、無糖のストレートティーと比べれば、砂糖やはちみつなどを加えた紅茶は糖質量が増えます。

市販の甘いミルクティーなども、商品によって含まれる糖質量は大きく異なります。

「眠気=血糖値スパイク」と決めつけない

ここで注意したいのが、

甘い紅茶を飲んだ
↓
眠くなった
↓
血糖値が急上昇した
↓
インスリンが大量に出た
↓
反応性低血糖になった

と自己判断してしまうことです。

食後の眠気にはさまざまな要因が関係します。

そのため、

甘いミルクティーを飲んだあと眠くなったというだけで、「反応性低血糖が起きた」と判断することはできません。

気になるなら無糖の紅茶と比べてみる

もし、

「甘いミルクティーを飲んだときは特に眠くなる気がする」

という場合は、別の日に無糖のストレートティーを飲んで比べてみるのも一つの方法です。

紅茶以外の条件をできるだけそろえて比べることで、自分がどのように感じるか確認しやすくなります。

ただし、強い眠気や体調不良が繰り返される場合は、血糖値などの原因を自分で決めつけず、必要に応じて医療機関へ相談してください。


仕事中に紅茶を飲んでも眠いときはどうすればいい?

仕事中に眠気覚ましとして紅茶を飲んでいる方もいるでしょう。

それでも眠い場合、どうすればよいのでしょうか。

紅茶をどんどん濃くすればよいとは限らない

「一杯飲んでも眠い」
↓
「もっと濃くしよう」
↓
「さらに茶葉を増やそう」

と考えるのはおすすめできません。

抽出条件によってはカフェインの摂取量も増える可能性があります。

眠気が強いときは、まず、

「今日はそもそも睡眠が足りているだろうか?」

と考えてみましょう。

一度立ち上がって休憩する

可能な環境であれば、

  • 席を立つ
  • 少し身体を動かす
  • 外の空気に触れる
  • 作業から短時間離れる

といった方法もあります。

眠気への対策をすべてカフェインだけに任せる必要はありません。

休める環境なら休息を優先する

睡眠不足による眠気が強いのであれば、最終的に必要なのは睡眠です。

休憩や仮眠を取れる環境であれば、無理にカフェインだけで眠気を抑え続けるより、休息を取ることも考えましょう。

一日全体のカフェイン量も確認する

紅茶以外にも、

  • コーヒー
  • 緑茶
  • ウーロン茶
  • エナジードリンク
  • 一部の食品

などからカフェインを摂取することがあります。

「紅茶は一杯しか飲んでいない」ではなく、一日の摂取量全体を見ることが大切です。

毎日の紅茶とカフェイン量についてはこちらも参考にしてください。

▶︎ 紅茶は毎日飲んでも大丈夫?適量・カフェイン・飲み過ぎの注意点を紅茶工場が解説

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「眠くなるから寝る前に紅茶を飲む」はおすすめ?

「自分は紅茶を飲むと眠くなるから、寝る前に飲んでも大丈夫」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、ここにも注意が必要です。

「眠れた」と「睡眠に影響していない」は同じではない

カフェインを摂取しても、普通に眠れる方はいます。

しかし、

眠りにつくことができた=カフェインが睡眠へまったく影響していない

とは限りません。

カフェインへの感受性には個人差もあります。

そのため、「自分は紅茶を飲むと眠くなるから」という理由だけで、寝る直前のカフェイン摂取を積極的におすすめすることはできません。

夜の紅茶にはデカフェという選択肢もある

「寝る前にも紅茶の香りや味を楽しみたい」

という方なら、デカフェ紅茶を利用する方法もあります。

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デカフェも必ずカフェインゼロとは限らない

ここで覚えておきたいのが、

デカフェ=必ずカフェイン0mg

ではないということです。

カフェインを控えたい目的で選ぶ場合は、商品の表示やメーカーの情報を確認するとよいでしょう。

デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いについてはこちらで詳しく解説しています。

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「紅茶を飲むと眠くなる」を自分で確かめる簡単な方法

「自分は本当に紅茶を飲むと眠くなるのかな?」

と思った方は、日によって条件を大きく変えずに自分の感覚を確認してみる方法もあります。

同じくらいの時間帯で比べてみる

例えば、

「午後2時ごろに紅茶を飲む」

というように、時間帯をある程度そろえてみます。

朝と深夜では、そもそもの眠気が違うためです。

まずは無糖の紅茶で確認してみる

砂糖、はちみつ、ミルク、スイーツなどを一緒に摂ると、紅茶以外の条件が増えます。

紅茶そのものを飲んだあとの感覚を確認したいのであれば、まずは無糖のストレートティーで比べると分かりやすいでしょう。

前日の睡眠時間も確認する

これはかなり重要です。

前日に4時間しか眠っていない日に紅茶を飲んで強い眠気を感じても、

「紅茶を飲んだから眠くなった」

とは判断できません。

紅茶を飲んだ時間だけでなく、その前の日にどのくらい眠っていたのかも一緒に考えてみましょう。

飲んですぐと、その後を比べてみる

カフェインは飲んだ瞬間に最大限作用するわけではありません。

そのため、

「飲んだ直後に眠かったか」

だけでなく、

その後、眠気がどう変化したか

も確認してみましょう。

何度か条件をそろえて比べてみることで、

「紅茶を飲んだから眠くなったように感じるのか」

「もともと眠い時間帯なのか」

「睡眠不足の日だけ眠いのか」

など、自分なりの傾向が見えてくるかもしれません。


強い眠気が続く場合は紅茶だけを原因にしない

ここまで「紅茶を飲んでも眠い理由」を説明してきましたが、強い眠気が続いている場合には注意が必要です。

日中の眠気にはさまざまな原因がある

日中に眠くなる原因は、単純な睡眠不足だけとは限りません。

生活リズムや睡眠の状態、服用している薬、体調など、さまざまな要因が関係する場合があります。

そのため、

「紅茶を飲むと眠くなる体質だから」

とすべてを紅茶のせいにしないようにしましょう。

日常生活に支障が出るほど眠い場合は相談を

十分に眠っているつもりなのに、

  • 日中どうしても起きていられない
  • 仕事中に何度も眠ってしまう
  • 強い眠気が長期間続いている
  • 日常生活に支障が出ている

といった場合は、必要に応じて医療機関へ相談してください。

運転中の眠気を紅茶だけで乗り切ろうとしない

特に注意したいのが運転です。

運転中に強い眠気を感じた場合、

「紅茶を飲めば大丈夫」

と考えて、そのまま運転を続けるのは危険です。

安全な場所で運転を中止し、適切に休息を取ることを優先してください。


よくある質問

紅茶にはカフェインが入っているのに、なぜ眠くなるのですか?

カフェインを摂取すれば、必ず眠気が完全になくなるわけではないからです。

もともとの睡眠不足や疲労、カフェインが作用するまでの時間、カフェインへの反応の個人差、習慣的な摂取による耐性など、複数の要因が考えられます。

そのため、

「紅茶が眠気を起こした」というより、カフェインだけではもともとの眠気を十分に抑えられていない

ケースも考えられます。

テアニンが入っているから眠くなるのですか?

「テアニンが入っているから紅茶を飲むと眠くなる」と単純には言えません。

テアニンについてはリラックスや睡眠に関する研究がありますが、カフェインとの組み合わせでは注意や認知機能について調べた研究もあります。

「テアニンがカフェインに勝つと眠くなる」という単純な仕組みではありません。

ホットティーだから眠くなるのでしょうか?

睡眠と深部体温には関係がありますが、

「温かい紅茶を飲めば深部体温が急激に下がり、眠くなる」

とは一律に言えません。

温かい飲み物を心地よいと感じることと、ホットティーそのものが眠気を発生させることは分けて考えましょう。

甘いミルクティーは眠くなりやすいですか?

砂糖やはちみつなどを加えれば糖質量は増えます。

ただし、飲んだあとに眠くなったというだけで、血糖値の急上昇・急降下や反応性低血糖が原因だと判断することはできません。

気になる場合は、別の日に無糖の紅茶と比べてみるのも一つの方法です。

紅茶を飲んで何分くらいでカフェインが効きますか?

カフェインは摂取後に消化管から吸収され、時間とともに血中濃度が変化していきます。

飲んだ瞬間に最大限作用するものではなく、吸収速度や体感にも個人差があります。

そのため、「飲んで5分経ったのに眠い」というだけで、カフェインが効かないとは判断できません。

紅茶を飲んでも眠いならカフェインが効かない体質ですか?

それだけでは判断できません。

睡眠不足や疲労が強い場合もあれば、日常的なカフェイン摂取によって作用を感じにくくなっている場合もあります。

また、カフェインへの反応そのものにも個人差があります。


まとめ|「紅茶を飲んだのに眠い」はそれほど不思議ではない

紅茶にはカフェインが含まれています。

そのため、

「紅茶を飲めば眠気がなくなるはず」

と思っている方もいるでしょう。

しかし、カフェインは睡眠不足そのものを解消する成分ではありません。

紅茶を飲んでも眠く感じる場合には、

  • もともとの睡眠不足や疲労が強い
  • カフェインがまだ十分に作用していない
  • カフェインへの反応に個人差がある
  • 習慣的な摂取によって作用を感じにくくなっている
  • 休憩したことで、それまで気づかなかった眠気を自覚した

など、さまざまな可能性が考えられます。

また、紅茶に含まれるテアニンについても、

「テアニンがカフェインに勝つから眠くなる」

という単純な仕組みで説明することはできません。

温かい紅茶による体温変化や、甘いミルクティーによる血糖値の変化についても、それだけを眠気の原因と決めつけるのは避けたほうがよいでしょう。

紅茶を飲んだあとに眠くなったとき、

「紅茶には眠くなる作用がある」

と考える前に、

「カフェインだけでは、もともとの眠気を消しきれていないのかもしれない」

と考えてみることも大切です。

そして何より、

紅茶は睡眠不足を帳消しにする飲み物ではありません。

眠気覚ましとしてカフェインを利用することはできますが、身体が睡眠を必要としているのであれば、最終的に必要なのはカフェインではなく睡眠です。

紅茶は無理に眠気を押さえ込むためだけの飲み物ではありません。

自分のカフェインへの反応や生活リズムを知りながら、無理のない範囲で上手に紅茶を楽しんでいきましょう。


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この記事の監修

BlenteaLab.(VALUE SALES JAPAN株式会社)

スリランカのグループ会社(工場・茶園運営:VALUE PLANTATION Co.Ltd,)から高品質な茶葉を直接輸入・卸販売する紅茶専門店。
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